ツイッターファイル第3弾、公開!――トランプはどのようにしてTwitterから追い出されたのか:パート1

ドナルド・トランプのアカウントがBANされた経緯

昨日の第2弾に引き続き、イーロン・マスク氏はツイッターファイルの第3弾を公開しました。第1弾を公開したマット・タイビ氏のアカウント(@mtaibbi)で公開されています。

第1弾は2020年にニューヨークポストが、ハンター・バイデンのラップトップのデータをスクープした記事をツイッターがブロックした時の社内文書が公開されました。

第2弾は、シャドウBANがどのようにして行われていたかについて暴露しています。

ツイッターファイル第二弾、ついに公開!――シャドウBANがいかにして行われていたか

2022年12月9日

イーロン・マスク、ついにハンター・バイデンのラップトップ記事をブロックしたTwitter社内文書第一弾を公開

2022年12月3日

今回の第3弾では、ドナルド・トランプ氏のアカウントが削除されるに至った経緯について、ツイッター社内でどのような議論がなされていたのかを掘り下げています。

まず、2020年の大統領選挙前~2021年1月6日の国会議事堂乱入事件までの情報になります。翌1月7日の社内混乱については明日公開され、1月8日については現地12月11日の日曜日に公開されるもよう。

タイビ氏は「1月6日~1月8日までのツイッター社内の話し合いは、明らかに歴史的な重要性を持っている」と書いています。

1月6日国会議事堂事件の数ヶ月前から始まっていた

今回タイビ氏は、「トランプ氏を追放し終わると、すぐにTwitterの幹部は新たな力の処理を開始した」と述べました。

Twitterの幹部は、トランプ氏とその支持者による「選挙期間中と、ぶっちゃけ過去4年以上の行動」を理由に、トランプ氏を追放しました。

そしてそれは、国会議事堂事件の数ヶ月前から考えられていたという。

FBIや政府機関との会合が増えていた

幹部は大統領選挙が近づくにつれて、FBIなどの政府機関と会合する機会が増え、圧力をかけられることに悩まされていたというが、1月6日国会議事堂事件以降は、政府機関との関係を強化することに喜びを感じ始めていたといいます。

当時、信頼・安全担当責任者だったヨエル・ロス氏は、こうした会議の目的を偽ることに苦労していたことがうかがえます。「カレンダーに会議の名前がなかった」

会議メンバーの中には、ロス氏、法務責任者のビジャヤ・ガッデ氏、最近解雇された副顧問のジェームズ・ベーカー氏(元FBIトップ弁護士)などが含まれていました。

上級幹部が「検閲の最高裁判所」だった

2020年10月8日に、幹部は「us2020_xfn_enforcement」というチャンネルを開始し、選挙関連の投稿の削除について議論していたという。

そこでは特に知名度の高いアカウントのことをVIT(Very Important Tweeters)と呼んでいたようです。

ただ一般的なポ○ノ、詐欺、脅迫などの投稿に対処するセーフティオペレーションと、ロス氏やガッデ氏のような上級幹部の間には、緊張感があったという。

上級幹部らは「検閲の最高裁判所」であり、大統領に関する事件でさえも投稿の裁定を下していたとのこと。

そして彼らは、連邦執行機関や情報機関と連絡を取り合っていたことも明らかになっているという。

FBIはツイッターを監視していた

一方FBIは、ツイッターを監視していたようです。

以下の文書では2つのツイートについて報告を送っています。うち1つは、共和党員のジョン・バシャム氏による郵便投票に関する投稿でした。

またFBIはツイートにフラグを立て、捜査当局のSlackで回覧されていました。

一方、トランプ陣営や共和党からの検閲要請は一つもなかった、とタイビ氏は述べています。

さまざまなツールでトランプを牽制

トランプ氏は大統領選挙の1週間前に、可視性フィルターがかけられていました。これにより、誰も「返信・いいね・シェア」ができないようになっていたという。

幹部にはトランプ氏が特に違反をしているようには見えなかったが、スタッフが迅速に処理していた事にロス氏は称賛しています。

12月10日、トランプ氏が「目の前でクーデターが起きている」などと25ものツイートを連発している最中に、ツイッターは新たに「L3 deamplification」というツールを発表しました。

幹部はこのツールによって、トランプ氏をもっと迅速に制限しようとしたという。

また幹部は、ボットを使ってトランプ氏の主張を抑えることもしていたようです。ボットは自動化された検閲ルールの事で、例えば使われたワードによってアクションを起こすという。

ツイートを制限する取り組み

タイビ氏は、最終的にトランプ氏がBANされるまで、どのようにツイートを制限していたかの取り組みについて紹介しました。

例として「バウンス」は、Twitterのアカウントにタイムアウトを与えることを意味し、通常12時間続くという。

「インタースティシャル」は、ツイートの上に物理的なラベルを貼って、見えないようにすること。

「PII」は「Public Interest Interstitial」の略で、「公共の利益」の理由から適用される挿入型のもの。

「Proactive V」は、先を見越した可視化フィルタリングのこと。

これらはすべて1月6日の国会議事堂事件に必要なバックグラウンドだった、とタイビ氏は言う。

「このプロジェクトはとんでもないものだったが、幹部達はそれを見抜けず、集団主義に感染してしまい、人々が何を、どれくらいの頻度で、誰と話していいのか、などを可能な限りコントロールするのはツイッターの責任である、と心から信じるようになってしまった」

1月6日国会議事堂乱入事件の当日

そして1月6日の国会議事堂パニックが起こると、「なんてことだ」みたいな投稿が多くなり、ツイッターの検閲ツールをフルに活用するよう求める声が上がっていたという。

ある社員は「正しい対処法は何なのか?」「動画にインターステイシャルを挿入しますか?」と絶望的に問いかけています。

そんな1月6日の動乱の中、ビジャヤ・ガッデ氏は全社メールで、3件のトランプ大統領のツイートが削除されたことを発表しました。「今後も全米で暴力行為を扇動し鼓舞することが十分に予想されるからです」と書かれています。

そしてこの投稿削除後、12時間のタイムアウトを要求し、今後ツイッターのルールに違反した場合は「永久BAN」になることを明確にしています。

一方で、この日トランプ氏は「愛と平和のために家に帰りなさい」とツイートしていますが、ツイッターのスタッフは「何じゃそりゃ?」「ラベルを貼るよ」「そうだな」「俺はこれ見て感情的になってしまった」「心が痛むよ。彼は恐ろしい人間だ」などと言いたい放題です。

次回予告

1月6日が終わる頃、幹部はまだルールを適用していたという。しかし翌日には、アプローチの変更を考える事になる、とタイビ氏は述べています。

これは次のツイッターファイル公開で述べられるといい、週末はついにトランプ氏が永久BANされた事について暴露されます。

ツイッターはワシントンDCから喝采を浴び、現職大統領の声がついにこのプラットフォームから聞こえなくなる事になります。

まだまだ膨大なファイルがあるようで、今後も続くということです。

山羊座時代は刻々と終わりに近づいています。


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