これまで実証できなかったブラックホール
このたび、ブラックホールの撮影に世界で初めて成功した。日米欧などが協力し合う宇宙研究プロジェクトEHT(Event Horizon Telescope)が、日本時間2019年4月10日22:00に世界6カ国で同時に発表した。
ブラックホールは、理論物理学者アルベルト・アインシュタインが約100年ほど前に発表した「一般相対性理論」を元にして、天文学者カール・シュヴァルツシルトなどがその可能性を導き出していた。
その後の研究により、ブラックホールは確実に実在するであろうことがわかってきたが、証拠がないため推論の域を出なかったという。それが今回、実際に撮影されたことで確実に証明された形となった。
ネットワーク望遠鏡により撮影
今まで確認できなかったのは、中心にある黒い穴の部分(ブラックホールの影)が、これまでの天体望遠鏡の倍率では限界があり、観測できなかったからだという。
そのためEHTは、世界の望遠鏡をネットワークで結ぶことにより、地球サイズの天体望遠鏡として観測することを可能にした。チリ・メキシコ・米国・スペイン・南極などの電波望遠鏡を連動させ、巨大なバーチャル天体望遠鏡を実現した。これはハッブル宇宙望遠鏡の2000倍以上の解像度だという。
莫大な重力・質量
ブラックホールは超高密度で極めて重力が強く、物質はおろか光も飲み込まれ、また脱出できないため、時空が歪められるという。そこからは光も電波も何も出てこないため、外からは真っ黒い穴としてしか見えない。
今回撮影が実現したのは、地球からは5500万光年離れた、おとめ座銀河団にあるM87銀河の中心にある巨大ブラックホールで、その質量は太陽の65億倍だという。
M87は、位置的にはおとめ座のε星ビンデミアトリクスと、しし座β星デネボラの間くらいにあるらしい(もちろんホロスコープで言う黄道12星座とは別物)。いずれにしてもこれだけ莫大な重力・質量があるということは、今後新たな占星術の解釈が加えられることを期待せずにいられない。
激レアなタイミングでの発表
いずれにしても今回は、太陽が土星・冥王星と90度という、この激レアなタイミングで発表されたことがとても意義深い。なぜなら、太陽系という宇宙からすればとても小さな枠の中において、その物差しでしか判断できなかったものが、上位変換というか上書きされていくようなものだからだ。
土星に対して冥王星は、その物差しを超えてスケールアップするようなものだ。これまでミリメートル単位だったものが、センチメートルに基準を改めるような。
このスケールアップが、太陽という小さな枠を壊して、一回り大きく作り変えた。これまでの常識はもう時代遅れなんだよ、と言わんばかりに。今否定されはじめているコンビニの運営方法がまさにそうであるように、常識の尺度というのはいつの間にか非常識になる。
今後の研究に期待
過去の常識というのは土星であって、それは常にトランスサタニアンによって書き換えられていく。当然、今回それを冥王星がもたらした。
そのため、今後の宇宙研究はスケールアップが進むことが可能になった。さまざまなテーマに応用が可能になっていくのだろう。もちろんブラックホールも解明が進んでいくものと思われる。3月に天王星が牡牛座に入ったので、天文学の現実化というのも手伝って。
発表のあったタイミングは、ちょうど太陽が牡羊座20度、土星が山羊座20度というタイトな90度だった。
山羊座20度はリレー競技の度数で、まさにリレーションシップによって目標に向かっていく性質である。EHTの成し遂げたネットワーク望遠鏡は、まさにそのようなものではないか。
実はこれを太陽系本来の形=ヘリオセントリック(太陽中心)で見ると、地球は天秤座20度になる。個別の狭い視野を、むしろ集合体という山羊座の冥王星で破っていくかのようである。
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