「ネバダたん」佐世保小6女児同級生殺害事件からちょうど15年――辻菜摘のホロスコープはどうだったか

小学6年生による驚愕の事件

昨日6月1日は佐世保小6女児同級生殺害事件からちょうど15年だったそうだが、この事件を知らない世代がだいぶ増えてきているかもしれない。

これは15年前の2004年6月1日、長崎県佐世保市立大久保小学校で、当時6年生だった御手洗怜美(みたらいさとみ)さんを、同級生の辻菜摘(つじなつみ)がカッターナイフで刺殺した殺人事件。しかも現場は小学校の教室だった。

【参照】佐世保小6女児同級生殺害事件/Wikipedia

小学6年生の女生徒同士の殺人事件ということで、当時相当話題になったので覚えてる方も多いかと。また、ネットのコミュニティサイト「カフェスタ」がポイントになった事件であり、ネット時代の新しい犯罪のあり方のようなものを示唆した事件でもあった。ちなみにカフェスタはもう現存しない。

ネバダたん

事件当時、辻菜摘はネットで「ネバダたん」などと呼ばれたので、それで覚えてる人もいるかも知れない。これはネットで出回った写真において、辻が「NEVADA」とプリントされたパーカーを着ていたことや、彼女が意外と可愛かったことから「たん」という愛称が付いたと思う。今でも「ネバダたん」で検索すると当時の写真が出てくる。

ちなみに事件は海外でも大きく報道され、ドイツで「NEVADA TAN」というロックバンドまで結成された。

それと、この事件が有名になったもう一つの背景に、御手洗さんの父親が毎日新聞社の佐世保支局長だったことがある。普段事件を取材するメディア側の人が、取材される側になったという意味で深刻な事件だった。

猟奇好き

辻菜摘はおとなしい普通の子だったと報告されているが、小学校5年生の終わり頃から少しおかしくなったという。この頃、母親から成績が下がってきたことを理由に、所属していたバスケットボールチームを強制的に辞めさせられたようだ。

ただ、この頃は辻のホロスコープの配置が不穏になっていた。

そもそも辻は「バトルロワイヤル」やホラー小説・映画などが好きだったり、オカルトサイト巡りなどにもハマっていたようで、自宅のPCには猟奇的なデータが集められたフォルダがあったという。こうした点について、辻のホロスコープを見ると、見事に表れていると思う。

特にバトルロワイヤルについては、この作品を元にした小説を書いていたといい、そこでは実際のクラスメートをイメージした人物が殺されるなどのストーリーがあったという。この中に御手洗さんと思われる人物も殺される設定で描かれていたとのこと。

彼女の特徴として、ネットで公開していたイラストなどには「©」マーク(コピーライト)が付けられていたことだ――これは辻が漫画家を夢見ていたこともあるようだが、占星術的には実にこの世代っぽい。

「重い」と言われたことがきっかけで

殺害された御手洗さんと辻はもともと仲がよく、交換日記や上記カフェスタでのやり取りなどをしていた間柄だったという。

しかし事件直前の5月下旬、遊びで御手洗さんが辻をおんぶした時に「重い」と言った。辻は「失礼しちゃうわ」と腹を立てた。その時の言い方について御手洗さんが「言い方がぶりっ子だ」と自身のネットに書き込むと、辻はパスワードを使ってその書き込みを削除したという。

それからも、御手洗さんのサイトは辻によって改ざんがエスカレートしていき、ある時は勝手に初期化してしまったこともあったという。

御手洗さんは辻がパスワードを知っていることをわかっており、「ドーセアノ人がやっているんだろう」などと書き込んでいた。

しかし削除したにもかかわらず、御手洗さんが再度同じような書き込みをしたのを見つけ、辻は殺意を覚えたようだ。

学習ルームに呼び出し、犯行

事件前日にTVドラマ「月曜ミステリー劇場-ホステス探偵危機一髪」で見た殺人シーンをヒントに、殺害方法を思いついたという。ちなみにこの「ホステス探偵危機一髪」シリーズは、この事件が原因で続編が作られることはなかった。

6月1日、辻は昼休みに御手洗さんを学習ルームに呼び出した。椅子に座らせて目を覆い、首をカッターナイフで切りつけた。傷の深さは10cmにも及び、御手洗さんはその場で出血多量のため亡くなった。辻は、御手洗さんが動かなくなるまでその場で見ていたという。

その後教室に戻り、御手洗さんを助けるように担任に伝えたことから事件が発覚。

その後は消息不明

辻は事件後、「発達障害」と診断され、栃木県にある児童自立支援施設・国立きぬ川学院に送致され、2008年に退所している。

現在は名前を変えて、結婚しているという情報もあるが、定かなことはわかっていない。また辻の両親や兄弟についても、よくわからないようだ。

辻菜摘