MLBヒューストン・アストロズにサイン盗みの不正疑惑でMLB機構が徹底調査

サイン盗み疑惑が大問題

今年のMLBワールドシリーズで惜しくも優勝を逃したヒューストン・アストロズにサイン盗み疑惑が報じられ、現地で大問題になっている。

アストロズの本拠地球場ミニッツメイド・パークの外野センターに設置されたカメラで、相手チームの捕手のサインを撮影し、ベンチ裏のモニターに送信してスタッフがサインを解読、アストロズの打者に球種を音で伝えていたという。

アストロズはこの2017年シーズン、ロサンゼルス・ドジャースを下してワールドシリーズを制覇、世界一に輝いている。

この疑惑に対して、メジャーリーグコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は徹底調査するとし、厳罰も辞さない構えだ。

【動画】百聞は一見にしかず

センターのカメラでサインを撮影→ベンチ裏で解読→ゴミ箱を叩いて球種をバッターに知らせる

ホイッスルのバージョンもある

Astros Claimed to not use their sign stealing operation during the World Series….This at bat didn’t result in a run, but they are still full of shit from r/baseball

ベンチ裏の通路に机・ケーブル・椅子・ゴミ箱などが設置

モニターは試合後すぐに片付けられ

電子機器はアウト

これを告発したのは元アストロズのマイク・ファイアーズ投手(現アスレチックス)らで、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」の記事で告発。2017年にアストロズに所属していた時のことを暴露した。

「彼らは勝つためなら何でもしようとしていた」

サインを盗むことはルール違反というわけではないが、電子機器を使うことは禁じられている。同じ2017年のシーズン中にボストン・レッドソックスがアップルウォッチを使ってサインを盗み、選手に伝えていたことが発覚、罰金に処されている。

このとき、以後同様な違反が発覚した場合、より思い処分を科すと発表されていた。

3年連続100敗から常勝チームに急成長

アストロズは2011年より3年連続100敗以上という不名誉な成績だった。2011年のシーズンオフにジェフ・ルーノウがGM(ゼネラル・マネージャー)に就任し、チームの立て直しを図ることに。

批判の声も多いが、この3年連続100敗の頃からアストロズは「タンキング」=お金を使って戦力を補強せず、チームを弱いままにしておいて若い有望選手を集める(勝率が悪いチームが次の年のドラフト上位指名権を得られる)によって戦力を蓄える事に徹した。

この手法に批判が多いのは、チームが長く低迷しファン離れにつながるからだ。

またアストロズは「フライボールレボリューション」という理論を実践し始めた。「ゴロを打たずにフライを打て」と各バッターに指導し、アッパースイングでボールを捉えて打球に角度をつけることにより、ホームランを劇的に増やしたのである。

これらの改革の結果、アストロズは2015年から急激に成績を上げ、2017年にはついに念願のワールドチャンピオンになった。

しかしその年に、サイン盗みをしていた疑惑も浮上してしまった。

ジェフ・ルーノウGMのホロスコープ

アストロズの球団設立日は不明だが、こうした改革はルーノウGMが主導したと言われる。

ルーノウ氏はアストロズに入る前、セントルイス・カージナルスのフロントに所属していた。そこでカージナルスの前GMウォルト・ジョケッティ氏を追い出してGMに就任すると、メキメキと頭角を現す。

それに目をつけたのがアストロズオーナーのジム・クレイン氏で、ルーノウ氏を引き抜いてGMにしたのである。そこでルーノウGMは上述以外にも数々の改革を実施し、アストロズを常勝球団に仕立てた。

ジェフ・ルーノウ氏

双子座に太陽・火星があることに注目かなと。いかにもっていう感じなので。

ただ、ここのところけっこう過剰な暗示があるし、それによってダメージを受けそうなタイミングでもある。

まあ「結果のためにチートする」っていうのは現在の天体配置の象徴のようなものだが。

いずれにしてもこの後の成り行きに注目したい。


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