新コロナ変異株「オミクロン」発生、EUや米国は渡航制限――すでにワクチン開発、年内にも承認か

オミクロン感染者、ワクチン完全接種していた

最近鑑定に来られた一部の方にはお話しさせていただいていたのですが、やはりコロナの波が再発する可能性が出てきました。これは天体の流れが暗示していました。

現在これによって世界中の株価が軒並み下落しており、ブラックフライデーと呼ばれています。

「B.1.1.529」として認識されていた新しい変異株は「オミクロン」とネーミングされ、南アフリカ・イスラエル・ボツワナ・香港・ベルギーなどで検出されています。

このうちボツワナで検出された4名の症例は、4名とも完全なワクチン接種を受けていた事が明らかになっています。

ボツワナ政府からの声明↓

2021年11月22日の時点で、B.1.1.529として知られるCOVID-19の新しい亜種が4例報告されたことをお知らせします。この4例は、旅行前の検査で陽性と判定された旅行者から検出されています。
(中略)
この報告書によると、4名はCOVID-19の完全な予防接種を受けていました。

ヨーロッパ諸国では渡航制限

南アフリカでは11月16日に273件だったのが、週明けには1,200件以上に急増しており、これらの80%以上がハウテン州から発生しているといいます。

オミクロンはスパイクタンパクに30以上の変異があり、これはデルタ株の倍以上だといいます。

イギリスは25日に南アフリカ・ナミビア・レソト・ボツワナ・エスワティニ・ジンバブエなどのアフリカ諸国をレッドリストに載せています。これらの国から入国した渡航者は、政府の施設で10日間隔離処置されるとのことです。

おなじくドイツ・フランス・イタリア・オランダ・オーストリア・ベルギー・マルタ・チェコ共和国などもイギリスに同調しています。

米国は渡航制限も、バイデン氏に反発の声

アメリカでは26日の時点でオミクロンが上陸した兆候はないとしていますが、バイデン政権は南アフリカ周辺の7ヶ国からの渡航を制限すると発表しています。

しかしこれには批判の声が上がっています。渡航を制限したことに対してではありません。

というのもバイデン氏は、2020年2月の時点でトランプ大統領の渡航制限を批判していたのです。

私たちはコロナウィルス危機の真っ只中にいます。私たちは科学で道をリードする必要があります。ドナルド・トランプのヒステリー、外国人嫌い、恐怖を煽るようなものではなく。

彼(トランプ)は、世界的な健康危機において我が国を率いるには、最悪の人物なのです。

この方は、トランプ氏がヒステリーや外国人嫌いから渡航制限をしたとおっしゃっていたみたいです。主に中国からの渡航制限に対して言っていたんでしょうか。

「トランプ氏が渡航制限をしたとき、バイデンは彼を”外国人嫌い”と呼んだ」

「トランプが米国のCOVIDの蔓延を阻止しようと中国からの渡航を禁止した間、民主党は彼を弾劾することに集中していたことを忘れてはならない。」

「2020年のバイデン:渡航禁止は外国人排除だ!/今のバイデン:私が言ったことは忘れろ」

オミクロン対応ワクチンの開発

いずれにせよ、すでにファイザー/バイオンテック社は、100日内にオミクロン株に対応するためワクチンを調整して製造するとしています。

そんな中これまであまり注目されていなかったノババックス社が、オミクロン株に対応したワクチンの開発に着手したようです。

同社は、今後数週間でテストと製造の準備が整うとしています。そして年内には米国で承認申請を受ける予定だと述べています。これによって同社の株価は26日に9%上昇しました。

またイノビオ社もオミクロンに対応した新しいワクチンを開発しているとしています。

ノババックスにしろイノビオにしろ、ずいぶんと準備が早いんですね。

WHOテドロス「ワクチンの予防効果は40%」

先ごろWHOのテドロス事務局長が、ワクチンの予防効果は40%しかなく、誤った安心感を持つなと述べたことが物議になっています。

「データによれば、デルタ株が登場する前はワクチンによって約60%感染が減少していましたが、デルタ株は約40%に減っています。」

デルタ前でも60%だったんですね。
ただ、この発言はあまり主要メディアが報じてない気がしますがなぜなんでしょうね。

オミクロン対応のワクチンには、ぜひ効果的なものを期待したいところです。それ以前に、なんとか日本に入ってこないようにしてもらいたいですが。

ではこの辺で失礼します。

オミクロン株、意外と症状が軽い?――南アフリカ医師会会長がコメント

2021年11月28日

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2023年4月1日
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