英ボリス・ジョンソン首相がロックダウン中に誕生日パーティで炎上中――7才の娘との手紙のやり取りが物議

ロックダウン中に誕生日パーティー

バイデンさんがマイクオンの状態でFOXニュースの記者に「さのばびっち」と捨て台詞したのが話題になってます。インフレに対する質問だったそうですが。
ファウチ博士に続いて、なんてお上品なお言葉ですこと。

さてロックダウン中に政治家達が毎週金曜日にパーティーを開いたことが報じられ、バツが悪くなって「コロナ制限解除しまーす」と急に甘々になったイギリスのボリス・ジョンソン首相ですが、今度は誕生日パーティーを開いていたことがスッパ抜かれました。

この一連のパーティー騒動はメディアで「パーティーゲート・スキャンダル」と呼ばれています。

「10分未満だった」との言い訳

事は2020年6月19日、ジョンソン首相の56回目の誕生日のことでした。

この当時イギリスでは最初のロックダウンが行われており、屋内での集まりが禁止されていたにも関わらず、首相官邸の関係者が最大30人ほど集まってお祝いしていたと報じられています。

このサプライズパーティーの開催には、ジョンソン首相の妻のキャリー・ジョンソン氏が協力していたとのこと。現在キャリー氏は調査の対象になっています。

首相官邸の報道官によると、「官邸のスタッフのグループが、会議の後に首相の誕生日を祝うためキャビネットルームに一時的に集まった。彼がいたのは10分未満だった」と述べています。

ジョンソン派のナディン・ドリーズ文化省長官は、「10分立ち止まってハッピーバースデーを歌ってデスクに戻る、今これってパーティーと呼ぶの?」と報道に対して反発のツイートをしてます。

これは火に油を注ぐだけですよね。

10分だろうが何分だろうが、屋内の集まりは禁止だったのでは?

官邸部外者が参加していた

しかしパーティーの飾り付けを頼まれたインテリアデザイナーのルル・ライトル氏が、バースデーケーキを運んでいたとされ、その後ハッピーバースデーが合唱されたといいます。

ライトル氏は首相官邸にはまったく関係のない人物で、ジョンソン首相の個人アパートの改装を担当していたようです。つまり「官邸のスタッフ」という言い訳は通らない可能性がありました。

この件についてライトル氏の広報担当者は「バースデーパーティーに招待されてはいない。要請されて短時間入った」と述べ、参加を否定しています。

またバースデーパーティーの後、ジョンソン首相は家族の友人達を集め、もてなしたと言われていますが、首相官邸は否定しており、「屋外で少数の家族をもてなした」と言っています。

当時屋外では6人までのグループの集まりが許されていましたが、人数が何人だったかは言及されていません。

7才の娘とジョンソン首相との心温まる手紙のやり取り

このバースデーパーティーの約3ヶ月前の3月、7才の娘ジョセフィーヌちゃんがジョンソン首相に手紙を送っています。

「ママとパパは、私のパーティーをキャンセルしなければいけないかもしれないけど、私はみんなに元気にしてて欲しいから、気にしないよ」

――なんて健気なんでしょう。

ジョンソン首相はこの手紙に対して、7才の子供がルールを守っているのはうれしい、と返信しました。そしてコロナが去ったら、間違いなくパーティーができるよ、と述べたのです。

――なんて大人ってずるいんでしょう。

2020年当時のイギリスのロックダウン政策

当時イギリスのロックダウンは、以下のようなものだったと言われています。

  • 屋内での集まりは禁止
  • 屋外は6人までの集まりならOK
  • パブ・レストラン・美容院は閉鎖
  • ほとんどの学校が休校

またイングランドと北アイルランドでは、一人暮らしあるいは18才未満の子供と住んでいる片親に対して、他の世帯と助け合う事は認められていました。

現在内閣府がパーティーゲートを調査中

ジョンソン首相は1964年生まれ世代なのが興味深いです。この世代はこれから先いろいろある人が出てくると思います。

ジョンソン首相の辞任を要求している議員達は、パーティーゲートのネタがもっと投下されることを期待しているといいます。

現在、内閣府事務次官のスー・グレイ氏が毎週金曜のパーティーゲートの調査を担当しており、週後半か週明けにレポートが報告されるといわれています。今回のバースデーパーティーはその矢先にスッパ抜かれました。まさに二の矢です。

ちなみにグレイ氏は、過去2名の閣僚を不正の疑いで調査し、それぞれ辞任あるいは解雇に追い込んでいます。ただし相手が首相となると、その立場を左右するほどではないとも言われています。

2020年5月のダウニング街10番地のパーティーでは、ジョンソン首相とその妻が約30名の参加者の中にいたとの目撃者証言がありました。ジョンソン首相は「これは仕事のイベントだと暗黙のうちに信じていた」と述べ、参加していたことを認めました。

また続報を待ちたいと思います。