Freedom Convoy 2022
カナダでギネス世界記録レベルのトラック集団が形成されています。ツイッターなどではこの話題で盛り上がっています。
『Freedom Convoy 2022(フリーダム・コンボイ)』と称されるこのトラック集会は、カナダ政府が導入したワクチン義務やワクチンパスポートに対する抗議活動です。
とはいえワクチン拒否集会かというと、そうでもないかもしれません。というのも、カナダのトラック運転手の8~9割はワクチンを接種しているといわれているからです。要するに義務化という「やり過ぎ」に対する抗議のようです。
だから1月は大きな事が起こると・・・
There’s a revolution happening right now in Canada that has sent their tyrannical PM into hiding.
I hope it spreads worldwide.#CanadaTruckers #ConvoyForFreedom#TruckersForFreedom2022
— Avi Yemini (@OzraeliAvi) January 28, 2022
西海岸→東海岸、最後は国会議事堂前で集会
コンボイは現地1月23日にカナダ西海岸のブリティッシュコロンビア州からスタートして、北米大陸を西から東に横断、29日に東海岸の首都オタワに到着し、国会議事堂前で集会が行われる予定とのこと。
道中、途中参加組が続々と集結しており、その数は増える一方です。別のルートでオタワを目指すグループもあります。
フリーダム・コンボイの広報担当ベンジャミン・ディヒター氏によると、車列の長さは70kmに及ぶと言っています。これまでのギネスブックの世界記録では、2020年にエジプトのカイロで記録された5マイル(約8km)が最長だとのこと。
24日にはサスカチュワン州レジーナを通過しましたが、レジーナ警察によると約1,200台の車両が集まったと言っています。28日にはケベック州を通過しています。
イーロン・マスク氏は28日に「カナダのトラック運転手らは支配している」とツイート。
Canadian truckers rule
— Elon Musk (@elonmusk) January 27, 2022
トルドー首相「小さな、反主流派のマイノリティ」
カナダは米国と地続きのため陸路による物流が頻繁ですが、1月15日より入国するトラック運転手に対して、ワクチン接種の義務づけを施行しました。もし接種していない場合、入国前に2週間の検疫と、到着前のウィルス検査をしなければなりません。
さらに米国側も、22日から同じ条件を課しているといいます。
今回のフリーダム・コンボイに対して、カナダのジャスティン・トルドー首相は記者会見で「小さな、反主流派のマイノリティ」と呼び、「受け入れがたい意見を持っている」として、カナダの権利・自由・価値を損なっていると述べました。
どっちが自由を損なっているのか、よく分かりませんが。
Prime Minister Trudeau says the "small, fringe minority" on their way to Ottawa "hold unacceptable views" and are undermining the rights, freedoms and values of Canada.
See more: https://t.co/DEN7zzSz9G pic.twitter.com/PDciuJyLC4
— Rebel News (@RebelNewsOnline) January 26, 2022
にしても「小さな反主流派のマイノリティ」ですか。
・・・どこが?小さくもマイノリティにも見えませんが↓
The trucker freedom convoy is greeted by supporters in Salmon Arm, BC, Canada as it makes it’s way to Ottawa to protest mandates. pic.twitter.com/nSPtPOh9kv
— Marie Oakes (@TheMarieOakes) January 24, 2022
Solidarity to the 50,000 ‘freedom' truckers in Canada who are forming the world's longest convoy to protest against vaccine passports and restrictions.#KeepOnTruckin 🇨🇦 pic.twitter.com/zldAPudomd
— James Melville 💜 (@JamesMelville) January 26, 2022
クラウドファンディングで7億円
ちなみにFreedom Convoy 2022はクラウドファンディング「GoFundMe」で寄付を募集しており、これを書いている現在で770万カナダドル(約7億円)が集まっています。
主催者のコメントによると、寄付金はトラック運転手達の旅費を援助するために分配されるとしています。まず燃料費、そして食費、シェルターへの寄付に使われると説明されています。
またこの集会を過激なものにしないよう、注意を呼びかけています。
・いかなる場合も政府の建物や敷地に入らない
・すべての警官に敬意を持って接すること
・落ち着いて冷静に行動すること
しかし週初めに、このクラウドファンディングは凍結されました。理由は「お金の行き先を確認する必要があったため」と報じられましたが、一部で疑いの声が上がっていました。
27日になって寄付の一部の100万ドルが主催者に送られたと発表され、無事に使うことができるようになったようです。
トルドー首相が自己隔離に
ただこのタイミングでトルドー首相はコロナ感染し、自己隔離に入ってしまいました。
トルドー首相は27日にツイートで
Last night, I learned that I have been exposed to COVID-19. My rapid test result was negative. I am following @OttawaHealth rules and isolating for five days. I feel fine and will be working from home. Stay safe, everyone – and please get vaccinated.
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) January 27, 2022
昨晩、自分自身がCOVID-19に感染していることを知りました。私のスピード検査の結果は陰性でした。
私はオタワヘルスのルールに従い、5日間隔離になります。体調は良好なので、自宅で仕事します。みなさん、安全にしてください。そしてワクチンの接種をお願いします。
国の一大事かというときに、なかなか絶妙なタイミングです。
偶然なのか・・・偶然でしょうね。
まさか逃げ・・・じゃないですよね。
世界各地でも呼びかけ
28日金曜の夜の時点で、すでにオタワの国会議事堂前にはトラック集団の一部が到着しているもよう。オタワ警察は援軍を要請したとのことですが、今のところ衝突はないようです。
HAPPENING NOW:
Out in front of parliament on Friday night. Truckers have parked on the road blocking all lanes going for countless blocks on Wellington St.
No pushback from Ottawa Police, who are helping to direct traffic around the massive blockade.https://t.co/KMTIfkoh9C pic.twitter.com/tP3N4Utkfh
— Dakota Christensen (@dax_christensen) January 29, 2022
さらに世界各地でフリーダム・コンボイが呼びかけられています。
ヨーロッパ、オーストラリア、フィンランド、オランダ、チェコ、ベルギー、米国、フランスなど。今はさすがに告知はテレグラムですね、ビッグテックのSNSだと検閲があるからでしょうが。
First it was the Canadian truckers. And now here come the European truckers.#europeanfreedomconvoy #CanadianTruckers pic.twitter.com/58BaIzMofM
— James Melville 💜 (@JamesMelville) January 28, 2022
抗議活動
トルドー首相は1971年生まれですね。お察しします。
いずれにしてもここのところの天体では、こうした抗議活動は必然という感じですが。これ以外にも、週末は世界各地で抗議デモなどが行われるのではないかという気がします。
一説によるとカナダのコンボイは長期戦も辞さない構えだといいますが、さてどうなりますか。
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