カナダのトルドー首相、一転して緊急法を終了も、アルバータ州知事は法的措置を示唆「危険な前例になる」

カナダ、緊急法が終了

昨日カナダの緊急法のことを書きましたが、どうやら終了したようです。

ジャスティン・トルドー首相は現地2月23日に、脅威は残っているとしながらも「状況はもはや緊急事態ではないため、政府は緊急法の使用を終了する」と発表しました。

21日に議会で緊急法の延長が承認されたばかりだったんですけどね。

トルドーさん、息巻いていたのにどうしちゃったものか。さすがにやり過ぎに気付いたのか、怖じ気づいたのか、それともどこかから圧力でもかかったんでしょうか。

アルバータ州知事が法的異議の申し立てを示唆

しかしアルバータ州のジェイソン・ケニー州知事は、緊急法を発動したことが正当なものだったどうかについて、裁判所に法的異議を申し立てるとしています。

ケニー知事は緊急法の使用について「状況的に不当、行き過ぎ、適正な手続きを踏んでいない、州の管轄権への介入」だと主張しています。そもそも緊急法は国家が破綻したとき、つまり民主主義が崩壊する可能性があるときに施行されるように作られている、といいます。

また先週、州知事らとの電話会議において10人の州知事のうち6人が、緊急法を発動しないようトルドー首相に嘆願したものの、聞き入れられなかったとのこと。

ケニー知事は、連邦政府には銀行口座やその他の資産を差し押さえたり凍結する権限は必要ないと述べており、トルドー政権は「自分たちの意見に反する人々」に嫌がらせをするためにこの法を使っている、としています。

そして、この法の執行がたとえ何日かのものであっても「危険な前例になる」と考えていると言っています。

60日以内に委員会が調査

緊急法によって、少なくとも191人が逮捕され、79台の車両がレッカー移動されたとのこと。

すでに先週カナダ人権擁護協会(CCLA)が、緊急法の使用をめぐってカナダ政府を提訴しています。現在は執行が終了したため、今後も訴えを続けるか検討しているとのこと。

「命令はすでに効力を失ったが、カナダ国民には政府の行為がもたらした前例が残された」とCCLAは声明しています。

いずれにしろ60日以内に、緊急法の発動について調査が行わるようです。カナダ議会によって委員会が設置されるという。変に政権に偏った委員会にならなければいいですが。

米国ではピープルズ・コンボイが出発

フリーダム・コンボイに触発されて、米国では「ピープルズ・コンボイ」がカリフォルニア州を出発しており、11日間かけてワシントンDCを目指しています。他の20以上のグループがこれに合流すると言われています。

これに対してロイド・オースチン国防長官は、州兵700人をワシントンDCに配備する決定をしています。州兵は武装せず逮捕権限も持ちませんが、警察との連携をするとしています。

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2022年2月23日