イーロン・マスクがツイッター社の買収を提案
今回の満月はなかなか不穏です。そういえばガーシーがリークしたジュエリーブランド、3月に表参道に出店したばかりなのに速効で撤退ってなにしたん?相当ヤバいことですかね。
さてやはりというか、イーロン・マスク氏がツイッター社の買収を画策していたことが明らかになりました。
マスク氏はツイッター社の発行済み普通株式すべてを1株あたり54.20ドルで現金で支払うと申し出たとのこと。総額430億ドル(約5兆4千億円)になります。これを書いている現在、ツイ社の株価は45ドルくらいですから、悪くない条件のような気がしますが。(素人だからわからんけど)
いずれにしても想像も出来ないすげえ話だけど、それだけ今のツイッターのやり方はマスク氏にとって不満だと言うことでしょう。自分で新しいSNSを作る方法もあったと思いますが、そちらの方向にはいかなかったんですね。
しかも、買い取った後は株式を非公開化するという。過半数ではなく全株なのはそういう意味でした。
この提案を受けて、ツイ社の取締役会は「慎重に検討する」としています。
Elon Musk offers to buy Twitter for $43 billion https://t.co/2ROAfSehTM pic.twitter.com/xX5YeekX1w
— The Hill (@thehill) April 15, 2022
現在の形で繁栄することは出来ないことがわかった
マスク氏は声明の中で以下のように述べています。
私はツイッターが世界中の言論の自由のためのプラットフォームになる可能性を信じ、また言論の自由は民主主義が機能するための社会的な要求だと信じ、ツイッターに投資をしました。
しかし投資後、この会社が現在の形で繁栄することも、社会的要求に応えることも出来ないことがわかりました。
たしかにマスク氏のホロスコープは、彼が理想主義的な事を表しています。
買収のために提示した430億ドルは、マスク氏の全資産のおよそ6分の1に相当するという。それでも6分の1かよって話ですが。
たださすがにマスク氏といえど、430億ドルもキャッシュで持っているわけではないと思うので、どのように調達するかはまだ明らかになっていません。
買収がうまくいかなければ、株主を考え直す
マスク氏によると買収が成功した後は、株式を非公開化するが、単独オーナーになるのではなく、なるべく他の株主を維持しようと考えているといいます。
このあたりは、彼が独善的ではないことを表しているように思えるし、彼の熱狂的なファンが離れない理由かもしれないですね。
すでに9.2%の株式を取得しツイッター社の筆頭株主になっているマスク氏は、買収がうまくいかなかった場合は「株主としての立場を考え直す必要がある」と言っています。
つまり今持っている株も処分してしまう可能性があると言うことですかね。
マスク氏が取得したからこそ、ツイ社の株価が25%以上急騰したのだから、もしマスク氏が株主でなくなった場合は、また元の株価(またはそれ以下)に下がる可能性もあります。それは取締役会は考えなければならないでしょう。
Twitter stock price jumps +30% as @elonmusk buys +9% of the shares in Twitter, making him the single largest shareholder.👀
Hopefully he doesn't shut down the website…😰#TWTR $BTC #BTC pic.twitter.com/BQTtgoM7YH
— Crypto Santa (@Blockchainsanta) April 4, 2022
もし買収に失敗した場合、プランBがある
マスク氏は現地4月14日にTED2022カンファレンスに参加し、この買収を成立させることが出来るかは不透明だと述べました。
そして、もし430億ドルの提案が失敗した場合は、プランBがあることを明かしました。
カンファレンスでマスク氏はMeta(旧Facebook)のマーク・ザッカーバーグCEOを引き合いに出し、「14代目マーク・ザッカーバーグ」と揶揄しました。これは絶対王政を確立し「朕は国家なり」の名言(迷言)を残したルイ14世をもじっていると思われます。
言いたいのは、これは一種の金儲けではないと言うことです。私の直感的な感覚では、最大限に信頼され、幅広く参加できる公共のプラットフォームを持つことが、文明の将来にとって非常に重要だと言うことです。
お金のことはまったく気にしていません。
ツイッター社のアグラワルCEOは・・・
一方ツイッター社のパラグ・アグラワルCEOは、マスク氏のオファーに対して「まだ検討している最中」だと従業員に伝え、この案件が長引く可能性があることを示唆したといいます。
アグラワルCEOは14日に社員との質疑応答を行い、まだ取締役会の意見がどちらに傾いているかを明言しなかったため、一部の社員をいらだたせたと報じられています。
社員は将来的な解雇の可能性や、従業員のストックオプションはどうなるかなどの質問に、まだ推測するのには時期尚早だとの見解を述べたといいます。
またツイッター社の大口株主であるサウジアラビアのアルワリード・ビン・タラル王子が、マスク氏の提案を拒否するツイートを投稿しています。
「私はイーロン・マスクによって提案されたオファー(54.20ドル)が、ツイッターの成長見込みを考慮すると、その本質的な価値に近いとは思えない。
ツイッターの最大で長期的な株主の一人として、Kingdom_KHC(キングダムホールディングカンパニー)と私はこのオファーを拒否する。」
Interesting. Just two questions, if I may.
How much of Twitter does the Kingdom own, directly & indirectly?
What are the Kingdom’s views on journalistic freedom of speech?
— Elon Musk (@elonmusk) April 14, 2022
これに対してマスク氏は、「面白い。2つ質問があります。キングダムはツイッターの株式を直接・間接的にどれくらい持っていますか?ジャーナリズムの言論の自由に対して、キングダムの見解は?」と返信しています。
興味深い展開
いずれにしても興味深い展開になりました。
そう簡単に結論が出ることはないかもしれませんが、ツイッター側の対抗策や、マスク氏のプランBがどのようなものなのか興味は尽きません。
とりあえず続報を待ちたいと思います。
※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。
詳しくは→こちら