『オミクロン株』ファイザーの効果40分の1に減?、連邦裁判所がワクチン義務化差止めなど最新情報のまとめ

ファウチ博士「オミクロン株はほぼ確実に重篤ではない」

コロナ、ワクチン、オミクロン株などについて最新の情報を一気に紹介します。

NIAID(米国立アレルギー感染病研究)所長のアンソニー・ファウチ博士が、米現地12月7日にオミクロン株について発言しました。

ファウチ博士によると、オミクロン株は「明らかに高い感染力を持っている」としていますが、重症度はデルタ変異株よりも「ほぼ確実に」重篤ではないと述べました。

「南アフリカで追跡調査されているいくつかの群を見ると、感染者数と入院者数の比率がデルタと比較して低いようなので、重症化しない可能性が示唆されている」と言っています。

これは当初から南アフリカ医師会が発表していた通りですが。

ファイザーCEO「現状で結論を出すのは難しい」

しかしファイザー社が黙っていません。

ファイザー社のアルバート・ブーラCEOは、今の南アフリカの現状から決定的な結論を出すのは難しいと釘を刺しています。

「急速に広がるというのは良いニュースではないと思います。何十億人もの人々に影響があるということであり、別の突然変異が起こるかもしれないのです。そんなことは望まない」

ファイザー社は今後オミクロン感染者が今後数週間で数百万人に増加すると予想しているといいます。

まあ製薬会社はそう言うでしょうね。ビジネスですから。

テスト結果:F社ワクチンはオミクロン株に対して40分の1の効果

そんな中Sky Newsが、最新の研究結果を伝えています。

それによるとファイザー社のワクチンのオミクロン株に対する効果は、最大40分の1に減少する可能性があると伝えています。

これは最近行われた南アフリカのオミクロン株に対するテストで明らかになったとのことです。

このテストによると、オミクロン株は従来のベータ型に比べて5~10倍もワクチン回避能力が高かったとしています。

ファイザー社のワクチンを2回接種した人を見ると、オミクロンを中和する抗体の能力が、オリジナルのコロナウィルスに比べて20~40倍減少していたといいます。

ただ一部の研究者達は、オミクロン株に対するワクチン効果は全くないのではないかという心配があったようで、その懸念よりははるかに良いと述べています。

一方、過去にコロナ感染したことがある人は、オミクロン株の影響を軽減できるとしています。

連邦裁判所がバイデン政権の接種義務を差し止め

またしても裁判所が、バイデン政権のワクチン接種義務に対して一時差止の命令をしました。バイデン政権は1月18日までにすべての政府業者に完全なワクチン接種を義務づけていました。

これに対して、ジョージア州、アラバマ州、インディアナ州、カンザス州、サウスカロライナ州、ユタ州、ウェストバージニア州などの7州、および建設関係の業界団体などが訴えていました。

米現地12月14日にジョージア州サバンナのスタン・ベイカー連邦地裁判事は、バイデン政権がその権限を超えているとして接種義務の実施を差し止める全国的な命令を出しました。

「この義務化は訴訟を起こした一部の州だけでなく、全国的に阻止されなければならない」

ここのところ医療従事者のワクチン接種義務を却下するなど、米国の裁判所の傾向が一定になりつつあります。

ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は、「これでジョージア州はバイデン政権の違憲なワクチン義務化との戦いで3戦3勝だ!」とツイートしました。

ニューヨーク市長は全民間業者に接種義務化

かと思えばニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は、ニューヨーク市で働く人すべてに対してワクチンの接種を義務づけました。

デ・ブラシオ市長は12月31日で退任が決まっていますが、市内にある18万4000社で働く企業の従業員に対してワクチンの義務付けを発表し、12月27日に施行するとしています。

これまで市の職員や業者にはワクチン接種を義務づけていましたが、これにより民間事業者の従業員にも実施されることになります。

しかし次期市長に決まっているエリック・アダムス氏は、この義務化をそのまま継続することを明言せず、廃止する可能性もあるようです。科学的根拠や専門家の意見を参考にして判断するとしています。

デ・ブラシオ市長は退任した後、来年おこなわれるニューヨーク州知事選挙に出馬する予定だと言われています。

最後に

以上は特にワクチンを推奨する意図も反対する意図もありません。

今後も新たな変異株が出現する可能性は大いにあります。ぜひ個人個人がいろいろな情報を吟味して、ご自身に見合った適切な判断をしていただければと思います。

以前より、これからは個人個人が情報のアンテナを敏感にしなければならないとずっと書いてきましたが、それは今後も同様です。

ではこの辺で失礼します。