ついにファウチ博士が辞任を発表、辞めた後も毎年35万ドルの報酬あざーす――共和党「コロナの責任を追及する」

ファウチ博士、辞任を発表

アメリカにおけるコロナ問題の中心人物だったアンソニー・ファウチ博士が、米現地8月22日に突然辞任を発表しました。

現在81才のファウチ博士は以前に「引退を考えている」と発言していましたが、今年の12月末で公職から退くと述べました。

「私は本日、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長およびNIAID免疫制御研究所長、ならびにジョー・バイデン大統領首席医療顧問の職を退くことを発表します。私は、キャリアの次の章を追求するために、今年の12月にこれらの役職を離れることになります。」

ファウチ博士がNIAIDの所長に就任したのは1984年11月ですから、実に38年も同組織を率いてきたことになります。ただ完全リタイヤではなく、退職後は別の仕事をしていくようです。

まあこの人物に関しては当ブログでもかなり追っかけてきましたからね。ついにきたかという印象です。

そして話はこれからです。

中間選挙で共和党と民主党が逆転するため?

一部のメディアは、ファウチ博士の辞任が今年末というタイミングなのは、11月に行われる中間選挙で共和党が下院の過半数を取り戻す可能性が高いからだろうと推測しています。

おそらくこのまま民主党が維持するなら、急に今年辞めるという選択肢はなかったかもしれません。それくらい民主党は支持が落ちている状態と言えるのかも。

中間選挙で当選した議員は、年明け1月から正式に活動することになります。

ファウチ博士の数々の疑惑

当ブログでたびたび取り上げてきたように、ファウチ博士にはコロナウィルスに関して数々の疑惑がありました。

その中でも、野生コウモリが持っていた天然のコロナウィルスに人工的に手を加え、ヒトに感染しやすくする=いわゆる「機能獲得研究」を進めていた中国の武漢ウィルス研究所に、資金を提供していたことが挙げられます。

ファウチ博士のウソがバレた↓

ファウチ博士の嘘がバレた――武漢研究所の機能獲得研究に資金提供を認める証拠が発覚

2021年10月22日

『メール爆弾』ファウチ博士、ウィルスが操作された可能性を知っていたメールが発覚

2021年6月3日

またファウチ博士の辞任についてピーター・マッカラー医学博士は「NIHの発表では、パンデミックの危機、マネジメントのミス、初期の処方の抑制、非常に多くの人々の人生を台無しにした安全の大惨事について、言及していないことに注目してください。 完全に忘却の彼方です。ファウチにはこれが何も起こらなかったかのようだ。」

責任を追及する

これまでも共和党側はこうしたファウチ博士の疑惑を追及していましたが、バイデン政権や多数派の民主党がその動きを抑えてきたと思われます。

ただ中間選挙で共和党が多数派になれば、当然議会で激しく追及されることになるでしょう。

ケビン・マッカーシー共和党下院リーダー「彼はアメリカ国民に答えを出す義務がある。下院共和党の多数派は彼の責任を追及するであろう。」


ランド・ポール議員「ファウチの辞任によって、パンデミックの起源に関する全面的な調査が妨げられることはないだろう。彼は、研究所の漏洩に関する議論に参加したことについて、宣誓のもとに証言するよう求められるだろう。」

ダレル・イッサ議員「共和党の議会は、彼の破壊的な在任期間について、真実を語り、彼が犯した過ちとついた嘘について責任を取らせることを止めないだろう。」

マッドサイエンティスト

ファウチ博士に関して一番の問題はコロナに関することですが、それ以外にもそのマッドサイエンティストっぷりをたびたび取り上げてきました。

ビーグルの子犬が吠えないように声帯を除去、寄生虫を使って子犬をウィルスに感染させる。終わった子犬は殺処分↓

ファウチ博士のNIAID、子犬を使った残酷な実験に資金提供――数十匹すべてが殺処分に

2021年10月24日

ビーグルの子犬にコカインを打つ実験に資金提供↓

『ビーグルゲート』ビーグル子犬にコカインを打つ実験にNIHが2億5千万円以上の資金を提供していた事が発覚

2022年2月2日

生きたサルの脳にリタリンや毒素を注射する実験、手術で心臓発作を起こさせる実験、極度のストレスを与える実験などに資金提供↓

子犬の虐待実験に引き続き、サルに行っていた残酷な実験が物議――1億ドルの税金が投入されていた

2021年10月26日

こうした実験は、税金の使い道の監視団体や動物保護団体から告発されています。

中絶した赤ん坊の頭皮をネズミに移植

また最近では、ピッツバーグ大学の「中絶された赤ん坊の頭皮をネズミに移植するヒト化マウス実験」に資金を提供していたことがCenter for Medical Progressによって告発されており、ファウチ博士の解任を要求していました。

このような倫理に反する研究への資金提供は、トランプ政権時に打ち切られてきましたが、バイデン政権はこれらを復活させたという。

「これは悪魔だ!」↓

退職後も毎年の年金は35万ドル

退任するにあたってファウチ博士は、毎年少なくとも35万ドル(現在のレートで約4800万円)の年金を受け取ることになるようです。これはかつてない金額とのこと。

ファウチ博士の報酬は4000万ドルを超えていると言われ、これは大統領よりも高額と言われており、その80%を年金として受け取る権利があるようです。

もちろんそれ以外にも本を執筆したり、講演活動などで大いに稼ぐことができるでしょう。

中間選挙

いずれにしても中間選挙で共和党が下院の過半数議席を獲得しなければ、これらの真相解明や責任追及はこれまでのように民主党に封殺されて不発弾に終わる可能性が高いです。

言ってみれば自民党が統一教会の問題をのらりくらりとかわしている、今の日本と同じです。野党だと数の力がありません。

最近の世論調査を見ると、確かに中間選挙は共和党有利に見えます。また今回のFBIのトランプ邸強制家宅捜索で、さらに共和党支持者が投票するモチベーションが上がったとの調査結果も出ています。

ただ民主党には例の奥の手があるかもしれないので、気を抜けないのでは。

ぜひとも真実を解明してもらいたいと思いますが。

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