エプスタインの個人カレンダーがリーク、さらなるエリート人脈が明かされる

ジェフリー・エプスタイン/フロリダ州, パブリック・ドメイン, ウィキメディア・コモンズ経由で

さらなるエプスタイン関係者の名前

2019年に獄中で死亡した性犯罪者ジェフリー・エプスタインについてスクープが出ています。

ウォール・ストリート・ジャーナルがエプスタインの個人カレンダーを入手したところ、その中に現CIA長官、大学学長、オバマ政権の弁護士など、著名なエリートたちの名前があったという。

これは以前から報じられていたブラック・ブック(エプスタインの手帳)よりも、さらに幅広い人脈を持っていたことがわかるものだそうです。

現CIA長官ウィリアム・バーンズ

カレンダーによると、現CIA長官のウィリアム・バーンズ氏が国務副長官だった2014年に、エプスタインと3回の会合を予定しており、最初にワシントンで会い、その後エプスタインのマンハッタンのタウンハウスで会っていました。

2014年8月、ワシントンの法律事務所Steptoe&Johnsonのオフィスで昼食が計画されていました。エプスタインは同年9月、バーンズ氏のタウンハウスで2回、夜の約束をしています。そのうちの1回が終わると、エプスタインは運転手にバーンズ氏を空港まで送ってもらう計画を立てています。

CIAのタミー・クッパーマン・ソープ広報担当官によれば、バーンズ長官は約10年前に、政府機関の仕事を辞める準備をしていた時にエプスタインと会ったという。

「エプスタインを金融サービス部門の専門家として紹介され、民間部門への移行に関する一般的なアドバイスを提供したこと以外、彼について何も知らなかった。」とソープ氏は言いました。

「彼らは何の関係もなかった。」

オバマ政権顧問弁護士キャサリン・ルエムラー

オバマ政権の顧問だったキャサリン・ルエムラー弁護士も名前が挙がった一人です。

カレンダーによると、ルエムラー弁護士はホワイトハウスを去り、ゴールドマン・サックスの弁護士になる前、エプスタインと数十回会っていることが記載されているという。

2014年8月にエプスタインのタウンハウスでのランチを計画していており、その後、彼女を自分の知人の広い人脈に紹介するための一連のミーティングを計画したという。

ルエムラー弁護士はエプスタインから、ビル・ゲイツ氏やビル&メリンダ・ゲイツ財団の代理人になることに興味があるかどうか尋ねられたという。

2015年にはカリブ海にあるエプスタインのリトル・セント・ジェームズ島を訪れる予定だったと言うが、ルエムラー弁護士は「エプスタインと一緒にどこかに行くという招待を受けたことはない」と否定しています。

また広報担当者を通じ、「エプスタインと会ったことを後悔している」と述べました。

アリアンヌ・ド・ロスチャイルド

エプスタインは、ルエムラー弁護士をアリアンヌ・ド・ロスチャイルド氏に紹介しています。

アリアンヌ氏はロスチャイルド家の一員として、スイスのプライベード銀行「エドモント・ド・ロスチャイルド・グループ」のCEOを務めています。

エプスタインからルエムラー弁護士を紹介された後、同銀行はルエムラー弁護士のいる法律事務所レイサム&ワトキンスを雇ったという。

エプスタインはアリアンヌ氏と数十回に呼ぶ会合を持ち、人材や家具やビジネスなどについて助言を求めていたとか。2013年9月にエプスタインはアリアンヌ氏に「助手を見つけるのを手伝って欲しい」とメールしているとのこと。

2019年にエプスタインが逮捕されると、アリアンヌ氏はエプスタインと会ったことを否定し、ビジネス上のつながりについても否定する声明を出しています。

しかし今回、この声明が誤りだった事を認め、アリアンヌ氏は2013年~2019年にかけてエプスタインと会っていた事を認めました。

しかしエプスタインの犯罪については「知らなかった」といい、被害者に同情の念を示しています。

ジョシュア・クーパー・ラモ

ニクソン政権とフォード政権で国務長官を務めたヘンリー・キッシンジャー氏の企業コンサルティング会社の共同最高責任者ジョシュア・クーパー・ラモ氏も、名前が出た一人だという。

エプスタインは2013年~2017年にかけて、当時スターバックスとフェデックスの取締役を務めていたラモ氏と十数回の会合を予定していたことが文書で明らかになっています。エプスタインは、ラモ氏がベジタリアンであると信じていたため、特別なスナックを用意していた、と文書には記されていました。

ラモ氏とエプスタインの会合の多くは、夕方の午後5時以降にタウンハウスで行われていたようです。また、ラモ氏は2013年9月にタウンハウスで、もう一人の常連客であるイスラエルのエフード・バラク元首相との朝食に招待されたことが文書に示されていました。

ラモ氏は最近スターバックスの取締役は退きましたが、現在もフェデックスの取締役を務めており、今回コメントには応じていません。キッシンジャー氏の広報担当者は、ラモ氏がエプスタイン氏と会っていたことは知らなかったと述べました。

ノーム・チョムスキー、マーティン・ノワック

またバラク元首相は、言語学者で政治活動家のノーム・チョムスキー氏ともエプスタインとの会合で会っていたという。

カレンダーによると、2015年3月にエプスタインはチョムスキー氏とハーバード大学教授マーティン・ノワック氏ら学者との集まりを予定していました。チョムスキー氏は、ノワック氏の研究所で神経科学などについて何度か会合を持ったという。

その2ヶ月後、エプスタインはチョムスキー氏と夫人、映画監督のウディ・アレン氏とその妻スンイー・プレヴィン氏と一緒に夕食をとるために飛行機を利用することを計画したと文書には書かれています。

エプスタインは、2002年~2017年の間にMIT(マサチューセッツ工科大学)に少なくとも85万ドル、1998年~2008年の間にハーバード大学に910万ドル以上を寄付したと、各校が発表しています。

2021年、ハーバード大学は、エプスタインとの取引で大学の方針に違反したとしてノワック氏に制裁を加え、エプスタインが資金を提供したノワック氏が運営する研究センターを閉鎖すると発表しました。MITは、エプスタインの贈り物を受け取るのは不適切だとし、その後、性的虐待の生存者を支援するNPOに85万ドルを寄付したという。

レオン・ボットスタイン

1975年からバード・カレッジの学長を務めるレオン・ボットスタイン氏も、約4年間の間にエプスタインと約20回の会合を予定しており、そのほとんどがタウンハウスへの訪問だったとか。

ボットスタイン氏は、2012年に初めてエプスタインのタウンハウスを訪れ、バード・カレッジへの寄付に対するお礼を述べ、その後、より多くの寄付を得ようと数年に渡って訪ねたという。2015年、エプスタインは66台のラップトップを寄付したことが文書に記されています。

長年、アメリカ交響楽団の音楽監督でもあるボットスタイン氏は、2013年にバード・カレッジでのオペラ、そして2016年には同大学でのコンサートにエプスタインを招待したと文書には書かれています。

しかしボットスタイン氏はエプスタインのことを調べ、性犯罪者だったことを知ったという。

ボットスタイン氏は、エプスタインがクラシック音楽の活動を支援することを期待していたが、彼が学校を訪れた際には、誰とも接しないよう気をつけていたとか。

「彼は自分を億万長者、本当に本当に金持ちだ」と言っていたとボットスタイン氏。「私は彼を奇妙で傲慢だと思った。そして、最終的に確信したのは、彼との連絡を止めたのは、彼が単に私たちを騙していたのだということです」。

エプスタインについて

エプスタインは2006年、フロリダで14歳の少女たちを性的虐待していたとして公に告発されました。

連邦捜査局と警察が調査し、エプスタインは2008年に検察当局と合意し、連邦政府からの告発を免れ、未成年者を売春のために勧誘・調達した罪で有罪を認め、約13カ月間、職場復帰プログラムで服役しています。

2015年、バージニア・ロバーツ・ジュフレ氏は、エプスタインが10代の頃に性的虐待と人身売買を行い、イギリス王室のアンドリュー王子を含む有力者とセックスすることを強要したと提訴しました。

2019年7月、検察はエプスタインを性売買の共謀で起訴しました。その年、裁判を待つ間にニューヨークの刑務所で死亡しました。自殺と診断されましたが、その夜監視カメラが故障したこと、看守が寝ていて見回りを怠っていたことなど、不可解な事ばかりです。

先ごろ解雇されたFOXニュースの人気キャスターだったタッカー・カールソン氏と番組のチームは、エプスタインが死亡したときの911通報を入手しようとしたという。

しかし通話は削除されているとの返事が返ってきた。

こんな重大事件の証拠を消すのは、いかがなものか。

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