イーロン・マスク「ツイッターの新CEOを雇った」――そのリンダ・ヤッカリーノとは何者か?

ツイッターの新CEOは誰?

イーロン・マスク氏がツイッターの新CEOを雇ったと発言し、話題になってます。

X/Twitterの新しいCEOを雇ったことを発表できて興奮しています。彼女は6週間後に入社する予定です!

私の役割は、プロダクト、ソフトウェア、シスオペを監督する執行委員長兼CTOに移行する予定です。

この時点で、新CEOの名前は明かされていません。ただ「彼女」と言っているので、女性(もしくは元男性?)というのは想像できます。

そんな中、すでにメディアは「彼女」について名前を挙げています。

それはNBCユニバーサルの広告担当責任者リンダ・ヤッカリーノ氏だと言われています。ただしまだ交渉中だと報じられています。

広告獲得が狙いか

NBCユニバーサルのグローバル広告・パートナーシップ担当会長であるヤッカリーノ氏は、NBCユニバーサルに10年以上在籍し、同社の広告付ストリーミングサービス「Peacock」の立ち上げに大きく貢献したという。

ただ、NBCといえばむろん左派メディアであり、ヤッカリーノ氏のツイッターCEO就任は、一部保守派からの反発が予想されます。

しかしおそらくマスク氏の狙いはそうではなく、やはり広告の獲得が重要なポイントなのでは。

現時点でヤッカリーノ氏は間違いなくNBCユニバーサルの広告担当トップであり、同社の年間広告収入約130億ドルを統括しているという。

その点において、新しいTwitter2.0の広告獲得に重要な役割を果たすと言われています。

市場調査会社センサータワーによると、マスク氏が買収する前のツイッターの上位100社の広告主のうち、37社は今年の第1四半期にツイッターに広告を出さず、さらに24社は月平均のツイッター広告費を80%以上減らしたという。

マスク氏はこれまでサブスクリプションの強化などツイッターの収入対策にいそしんできましたが、めぼしい効果が現れているとは言えず、広告収入の確保はカギだったかもしれません。

確かにマスク氏は技術畑の人なので、広告営業みたいなものに適性があるかと言えば厳しそうな気がするし、そこは専門の人材に任せた方がいいのでは。

マスク氏を気に入っていた

上に書いたようにヤッカリーノ氏は、まだ正式に就任したわけではなくあくまでウワサ段階ですが、一部メディアによるとヤッカリーノ氏がこの仕事を欲しており、友人に漏らしていたという。

「彼女はクソみたいにタフで、ずっとこの仕事を望んでいた」

一方でヤッカリーノ氏のやり方は多少強引だとする情報もあり、かなり強気に出ることがあるというが、それが業界内での彼女の信頼を獲得してきた一因だとする意見もあります。

しかもヤッカリーノ氏はマスク氏を気に入っていたことも話題になっています。

最近ヤッカリーノ氏は、マイアミで開催された広告会議「ポッシブル」でマスク氏にインタビューを行っており、NBCユニバーサルが2024年のパリオリンピックに関連するコンテンツをSNSで利用できるようにするため、ツイッターとの契約を拡大したという。

世界経済フォーラムのメンバーだった

ただやはり、保守派の懸念はあるでしょう。

ヤッカリーノ氏のLInkedInのプロフィールによると、「WEFの仕事の未来に関するタスクフォースの議長であり、WEFのメディア、エンターテインメント、文化産業知事運営委員 会の委員を務めている」と書かれています。

WEFとは、世界経済フォーラムのことです。

当ブログで過去にも取り上げましたが、世界経済フォーラムは「グレート・リセット」というアジェンダを押し進め、世界の構造を変えようとしています。

彼らは、肉食を制限してコオロギやイモムシなどの「昆虫食」や、気候変動対策、多様化などを我々に勝手に押しつけてくる、世界中の富裕層・エリートたちの集団です。彼らは自分たちが支配し、一般民を支配下に置こうとしているといわれ、もちろん日本も例外ではありません。ちなみにWEFの理事には竹中平蔵氏の名前があります。

ヤッカリーノ氏は2020年1月に世界経済フォーラムで「人に焦点を当てることで未来の職場を創造する」という演説をおこなったという。

こういう人物が、言論の自由を目指すツイッターのCEOになるのは疑問が残ります。

ワクチン推進していた過去も

しかもヤッカリーノ氏は、広告カウンシルの執行委員会のメンバーであり、2021~2022年には理事長に任命されました。

その理事長の時代に、ヤッカリーノ氏は「ビジネスコミュニティ、ホワイトハウス、政府機関と協力して、COVID-19ワクチン接種キャンペーンを行い、フランシス法王を起用して、2億人以上のアメリカ人にアピールした」という。

マスク氏が買収する前、ツイッターは世論を検閲し、ワクチンやコロナ政策に反対する意見をBANしてきました。その裏には、FBIやバイデン政権の政府機関が圧力をかけていたことが、ツイッターファイルで暴露されています。

いずれにしてもこのあたりのヤッカリーノ氏の過去が、保守派を苛立たせる事になる懸念はあるでしょう。

さてどうなるのか。

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2023年4月1日
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