ロシア「ウクライナの研究所で致死率40%の鳥インフルエンザウィルスを発見した」――米国の生物兵器の陰謀か

USAID Vietnam, Public domain, via Wikimedia Commons

致死率40%の鳥インフルエンザを発見

5月26日にロシア国防省は、ウクライナのケルソン地方にある米国の生物学研究所で、致死率の高い鳥インフルエンザの病原菌を発見したと発表しました。

この鳥インフルエンザウィルスは、人間の致死率が最大40%と非常に高く、流行拡大の可能性が高いと説明しています。

下で述べますが、米国はウクライナに多数の生物学研究所を建設しています。そこで見つかったという。

さてこれは、はたして事実なのかフェイクなのか。

2005年から始まっている

順を追って整理しておきましょう。

さかのぼること2005年、米国はウクライナの生物学研究所に資金を提供し、共同で生物学研究に取り組む合意をしていました。

この時交渉に当たっていたのは、リチャード・ルーガー上院議員とバラク・オバマ上院議員(当時)でした。その後オバマ氏は米国大統領になり、ジョー・バイデン副大統領をウクライナ担当にしています。これが何かを暗示するのか。

米国がウクライナに生物兵器研究所を建設していた――米大使館はファイルを削除するも、裏付ける文書が開示

2022年3月7日

米国、生物兵器対策でウクライナを支援へ/ ワシントンポスト(2005年8月30日)

時を経て2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。

翌3月にロシア外務省は「米国防総省がウクライナに生物学研究所を建設し、生物兵器を開発している」と告発しました。

ロシア「我々はあなた達の生物兵器を発見した」↓

米国、46ヶ所の施設がある事を認める

しかしこれはすぐ、左派メディアによって「ロシアの陰謀だー」とレッテルが貼られ、ツイッターではアカウントをBANするなどして一斉に火消しが始まりました。

いつも思いますが、左派メディアが騒ぐときはたいてい一大事の時です。

もちろんホワイトハウスの報道官も、「ロシアの策略だー」と述べました。

ところが、在ウクライナ米国大使館のWebサイトから、生物学研究所に関するファイルが突然大量に削除されていたことがわかったのです。

その後、米国のビクトリア・ヌーランド国務次官が、ウクライナに米国の生物学研究所があることを認めてしまいました。

米国務次官が、ウクライナの生物学研究所の存在を認める「今ロシア軍に支配権を奪われるのを懸念している」

2022年3月9日

また2022年6月には米国防総省が、米国が資金を提供した生物学研究所およびその関連施設が、ウクライナに「46ヶ所」あることを公式声明で認めました。

何のために46ヶ所も?しかもウクライナに?という疑問は残ります。もしかしたらロシアの隣国というのがそのポイントの一つかもしれません。

それにしても左派メディアお家芸の「ロシアのフェイクだー」キャンペーンとは、いったい何の茶番なのか?

ハンター・バイデンが絡んでいた

話は続きます。点と点がつながっていきます。

46ヶ所あるという、ウクライナに建設された米国の生物学研究所のいくつかに、バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏が関係するアメリカの企業「メタビオタ社」が絡んでいたことが判明します。

ハンター氏の経営する投資会社が、メタビオタに投資していたのです。そのメタビオタは、米国防総省から1840万ドルの受注をしていました。

メタビオタは、ハンター氏が取締役になっていたウクライナの天然ガス会社ブリスマ社とも関連があったことが、ハンター氏のラップトップに保存されたメールからわかっています。

2022年2月24日、まさにロシアがウクライナに侵攻したちょうどその日、ゼレンスキー大統領はそのメタビオタ社に関する「全ての情報を破棄」するよう、通達していたことがわかっています。・・・証拠隠滅?

詳細↓

ゼレンスキー大統領、ハンター・バイデンの情報を破棄するよう命じる――見えてきたいろいろなつながり

2023年2月2日

「ゼレンスキーがメタビオタに関するすべての政府ファイルの破棄を命じた22年2月24日付の書簡がある」↓

ロシアの告発

これまでの流れとしては以上のような感じでした。

そしてこのたび、ロシアの国防省と連邦保安局が、「人間の致死率が40%に達し、流行拡大の可能性が高く、種の壁を越える能力を持つ鳥インフルエンザウイルス“H5N8株“の収集と認証を確認した」と発表しました。

ちなみに致死率でいうと、コロナウィルスは約1%です。つまりその40倍。

もともとロシア側は、ウクライナのケルソン地方の生物圏保護区の職員が、渡り鳥の移動経路を調査し、その調査文書を海外に転送していた情報をつかんでいたという。

「予備軍の職員は、冷凍装置の電源を切り、液体窒素で冷凍保存庫を破壊して生体物質を破壊しようと努力したが、ロシア国防省第48中央研究所の専門家は、分解が終わったサンプルからも高病原性鳥インフルエンザ、ニューカッスル病ウイルス、アブロウイルスの遺伝物質の痕跡を見つけた。」

また研究所で押収された文書には、ハリコフ獣医学研究所がアメリカのUP-8プロジェクトやP-444プロジェクトの作業、そしてFlu-Fly-Wayプロジェクトの準備に関与していたことが確認されているという。

これらの文書によると、研究の目的は「経済的に重要な感染症に関連する病気の伝播が制御不能になり、経済的な損害が生じ、食糧安全保障に対する脅威となる可能性がある状況を評価すること」だったという。

さらに残されていた職員によると、ウクライナ側は研究成果の撤去や破棄を条件に「多額の報酬を提示した」と述べています。

米国は生物学研究所を増やしている

発表によると、近年、ロシアやヨーロッパ諸国における鳥インフルエンザの発生率は増加しており、2021年以降、この病気は年間を通じて30億ユーロ(約4500億円)を超える損失を出しているという。

2023年に入ってからも、ロシアでは32件の鳥インフルエンザの発生が記録されているとのこと。過去3年間に鳥インフルエンザによる農業部門の被害総額は45億ルーブル(約77億円)を超え、1000万羽以上の家禽が駆除されたと述べています。

ロシアによると、近年米国は、バイオセイフティレベル3(BSL-3)やBSL-4といった、高い「対病原菌安全性」を持つ生物学実験室を大幅に増やしているという。そしてそこで、非常に危険なウイルスやバクテリアの研究が行われていると言っています。

押収された文書によれば、今後数年間で、さらに18ものBSL-4実験室が開設される予定で、そのほとんどは米国管轄外のアジア諸国に設置される予定だという。

またこれらの施設は人口密集地にあり、国による有効なバイオセーフティ規制がないため、深刻なリスクをもたらすことが懸念されていると述べています。

まだ他にもありますが、以上はロシア側の主張です。

さてアメリカは何かを企んでいるのでしょうか?それともロシアのフェイク?

Briefing by Chief of Nuclear, Chemical, and Biological Protection Troops General Lieutenant Igor Kirillov on U.S. military-biological activity

WHOが警告「未知の病原体に備えよ」

WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は、先ごろスイスのジュネーブで開かれた世界保健総会(WHA)の第76回年次フォーラムで「コロナよりもさらに恐ろしい病気に備えよ」と警告しています。

テドロス氏は、まだコロナウィルスの変異種が現れる危険性があるとしながらも、「さらに致命的な可能性を秘めた別の病原体が出現する脅威も残っている」と述べました。

具体的な病気の名前は出していませんが、「Disease X」(まだ発見されていない壊滅的な病原体)は、国連機関の差し迫った脅威のリストに含まれているという。

「それは必ずやってきますが、私たちは断固として、集団的かつ公平に対応できるように準備しておかなければなりません」

リストには、COVID-19、クリミア・コンゴ出血熱、エボラ出血熱、マールブルグ、ラッサ熱、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、ニパウイルス、リフトバレー熱、ジカウイルスなどが挙げられています。


※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。

ホロスコープ・実例サンプルリーディング動画

2023年4月1日
※山羊座時代から水瓶座時代へと変わる過渡期です。今後、世の中の流れが変わっていきます。 そんな中で自分のホロスコープはどうなのか、鑑定・ご相談など受け賜っております。
詳しくは→こちら