裕福な大物ミュージシャンがコロナ助成金をゲット――ポスト・マローン、クリス・ブラウンetc

Tore Sætre, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

大物ミュージシャンに助成金が支払われていた

米国政府のコロナ助成金が、裕福な芸能人たちに大量に流れた可能性があるとの情報が出ています。

2021年に米議会が、パンデミックによるロックダウンでダメージを受けたエンタメ業界を救うため、助成金プログラムを決定しました。

日本でも同じようにコロナ禍における文化芸術・スポーツ関係者や団体などを支援するための助成金制度が制定されたかと思いますが、これと同様の米国の助成金プログラムは「Shuttered Venue Operators Grant(SVOG)」と呼ばれ、直訳すると「シャッター会場運営者補助金」という感じかなと思います。

このたびリークされた情報によると、ポスト・マローン、クリス・ブラウン、ニッケルバックのような超有名ミュージシャンに、これらの助成金が多額に支払われていたという。

SVOG助成金とは

SVOGは「困難な状況にある中小企業、非営利団体、会場に対する経済支援法」によって創設された助成金プログラムで、その中に閉鎖された(シャッターを下ろした)娯楽施設に対する150億ドルの助成金が含まれていました。

対象となる事業体は

  • ライブ会場運営者またはプロモーター
  • 演劇プロデューサー
  • ライブ・パフォーミング・アーツ団体の運営者
  • 特定の基準を満たす博物館、動物園、水族館
  • 映画館経営者
  • タレント代表
  • 資格要件を満たす適格事業体が所有する各事業体

などとなっており、助成金額は2019年の総収入の45%で、最高1000万ドルになっています。

SVOGは、コロナ禍で打撃を受けたエンターテイメント・ビジネスにとって命綱になっていました。なぜならこのプログラムは「融資」ではなく「助成金」で、返済義務のないものだったからです。

さらに助成金の使用用途も限定されておらず、例えば住宅ローンや税金支払い、個人的な報酬などにも利用できるユルさがあったとのこと。

この制度を利用して、ポスト・マローンのように日頃アリーナ会場やドームを満席にするような超売れっ子アーティストたちが、助成金を得て「あざーす」状態だったという。

1000万ドル(10億円以上)を得たミュージシャンたち

SVOGには抜け穴があったという。

このプログラムは米国中小企業庁(SBA)によって運営されていましたが、監督やチェック機能に悩まされていたと報じられました。

ポスト・マローンこと本名オースティン・リチャード・ポストは、この年の2月にユタ州パークシティのスキー別荘を1150万ドル現金で購入したという。

5月にはソルトレイクシティ郊外に145万ドルで売り出されていた工場スペースを購入しました。そこで彼は趣味のナイフや剣を作るための鍛冶場を創設しています。

この年の暮れに、ポスト・マローンが経営する法人がSVOGを申請し、1000万ドルの助成金を受け取ったという。

ポスト・マローンの推定純資産は少なくとも4500万ドルで、ユタ州北部に5つのベッドルームと7つのバスルームを備えた300万ドルの豪華な屋敷をはじめ、さまざまな家を所有していると言われています。

クリス・ブラウンも最高額の1000万ドルを受け取ったアーティストの一人だという。

他にもラッパーのリル・ウェインは890万ドル、歌手のレアン・ライムスとニッケルバックはそれぞれ200万ドルを受け取ったとのこと。

ある資産管理会社が暗躍

調査によると、ロサンゼルスにある「NKSFB」という資産管理会社が、ポスト・マローン、メタルバンドのコーン、エレクトロニック・ミュージックのスティーブ・アオキらを含む97人のアーティスト、会場、マネージャーのために、助成金の獲得に成功していたことが判明したという。

このNKSFBだけで、合計2億6000万ドルの助成金を確保したと言われています。

一方、小規模で知名度の低い組織は、SVOGの助成金を得るのに苦労したという。申請者の30%が却下されたとのことです。


※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。

ホロスコープ・実例サンプルリーディング動画

2023年4月1日
※山羊座時代から水瓶座時代へと変わる過渡期です。今後、世の中の流れが変わっていきます。 そんな中で自分のホロスコープはどうなのか、鑑定・ご相談など受け賜っております。
詳しくは→こちら