トランプがタッカー・カールソンに語ったこと――ペンス、エプスタイン、暗殺、1月6日、バイデン、選挙

The White House, Public domain, via Wikimedia Commons

トランプ、カールソンのインタビューに答える

元FOXニュースの人気アンカー、タッカー・カールソン氏のツイッターXのインタビューシリーズに8月23日、トランプ元大統領が出てきて大反響です。

公開後、数時間で1億回再生を突破したといい、これを書いている現在2億5千万回再生されています。もちろん左派アンチも見ているでしょうが、それだけアンチも気にしているということでしょう。

これが興味深いのは、この動画の公開をFOXニュースの共和党予備選挙討論会と同じ日にぶつけてきたことです。もちろん討論会にはトランプ氏も参加する資格はありましたが「この日は忙しい」と、さもFOXには協力しないと蹴ったことで、まるで後ろ足で砂ぶっかけたような感じになりました。

一方FOXは、カールソン氏とトランプ氏のインタビューについて「番組内で言及するな」とお達しが出ているらしく、双方バッチバチの状態です。

まあFOXは保守的と言われながらもアンチトランプですし、同局の看板的存在だったカールソン氏も追い出したために視聴率が激減していますから、なにかやってることがチグハグなのは否めない。

保守派を気取りながら、そのコア的存在の2人を排除するとは。ハッキリしているのは、今や保守派を排除すると、ビジネスでは負けるってことです。バド・ライトやディズニーを見るまでもなく、左派企業はどんどん人員削減に追い込まれている現状がある。

蛇足ですがFOXは最近、デサンティス推しからラマスワミ推しに鞍替えしたとウワサされてますが、当のラマスワミ氏はまだなんとも言えず正体が見えない存在です。たしかに口は達者ですが、若干イロモノの匂いがまだ払拭できてない感じもあり、どうなんでしょうね。ただFOXの討論会では評判が良かったみたいで、支持率が上がったと言われています。

マイク・ペンス

肝心のトランプ氏のインタビューは46分に及び、さまざまなことが語られました。

まず最初に、FOXの討論会を蹴ったことについて聞かれたトランプ氏は、「私は50ポイントも60ポイントもリードしている。大統領選に出馬すべきではない人たちから嫌がらせを受けながら、1時間も2時間もそこに座っていろと言うのか?討論会をやらない方が適切だと思った」と語りました。

さらに、討論会に出席したアサ・ハッチンソン氏とクリス・クリスティ氏のことを「討論会にふさわしくない」と述べています。

カールソン氏が「マイク・ペンス(元副大統領)はあなたを攻撃している。それは何なの?」と聞くと、「私の意見では、マイク・ペンスには議会に票を差し戻す絶対的な権利があった」と言い、

「彼は非常に悪いアドバイスを受けたのだと思う」と述べました。

ジェフリー・エプスタイン

未成年性的暴行と人身売買で逮捕され、拘束されていたニューヨークの刑務所で自殺したとされるジェフリー・エプスタインに関して、カールソン氏は自殺ではなく「殺害されたと信じている」と述べました。

カールソン「エプスタインは自殺したと思う?」

トランプ「わからない。彼はパームビーチの有名人だった。バー(元司法長官)が何を言ったかは知らない。彼はなんと言ったんだ?彼は自殺したんだろ?」

カールソン「自殺したと言った。彼らは調査を行わず、公表もせず、隠していた。なぜビル・バー(ウィリアム・バー元司法長官)はエプスタインの死を隠ぺいするのか?」

するとトランプ氏は2020年大統領選挙に話を移し、「ビル・バーは不正選挙の調査もしなかったんだ。彼はやったと言い、やったフリをしただけだ。」

カールソン氏が話を戻して再び 「エプスタインが殺された可能性はあると思いますか?」と聞くと、

トランプ「ああ、可能性はある。私はあまり信じていないけど。彼はおそらく自殺したと思う。彼は美しい家、美しいものすべてに囲まれた生活を送っていたのに、突然投獄され、あまりうまくいっていない。彼は(自殺を)したと言いたい」

続けて「でもそういう人たちもいる。彼が殺されたと思ってる人がたくさんいる」といいつつ、「カメラもなく、何もなかった。みんな寝ていたし、事件として成立することは分かっていたはずだ」

身の危険について

カールソン「(あなたへの)弾劾は2度とも効かなかった。起訴がうまくいかなければ、世論調査の数字は上がる。昨年8月にマー・ア・ラゴを家宅捜索したとき、あなたの数字は上がった。20回起訴されても、そのせいで共和党の予備選で負けることはない」と述べ、

「あなたは、彼らがあなたを殺そうとすることを心配しているのか?正直なところ、なぜあなたを殺そうとしないのでしょうか?」

トランプ「彼らは野蛮な動物だ」「彼らは病んでいる、本当に病んでいる」「急進左派(極左)は、アメリカを憎んでいるんだ」と述べた上で、

「民主党には素晴らしい人たちがいる。私たちの国のほとんどの人々は素晴らしい。私は共和党員や保守派だけでなく、全ての人を代表している」

「しかし私は彼らのやることを見てきた。彼らが”ロシア、ロシア、ロシア”とでっち上げ、それが暴露されたとき、いかに腐敗していたかが証明された」

カールソン「次は何?彼らはあなたを終身刑にしようとしている。それはうまくいかない。ではもう殺すしかないのでは?」

これについてトランプ氏は曖昧な態度を示して、明確な答えを言いませんでした。

1月6日国会議事堂騒動

カールソン「私たちは、内戦に向かっていると思うか?」

トランプ氏は、2021年1月6日の国会議事堂騒動の直前にホワイトハウス近くで演説した、屋外の大群衆について話し始めました。

トランプ「あの日群衆の中にいた人たちは、とてつもない情熱があり、とてつもない愛があった。1月6日はとても興味深い日だった」「それは正しく報道されていない」

「我々は”平和的に、愛国的に”議事堂まで行進すると言った」

しかしシナリオによって少数の人たちが議事堂に乱入したと述べ、「これほど憎悪に満ちたものを、同じ人たちから見たこともない」

カールソン「では、対立が起きる可能性はあるか?」

トランプ「見たこともないレベルの情熱がある。見たこともないレベルの憎しみがある。それはおそらく悪い組み合わせだ」

ジョー・バイデン

トランプ「ペテン師ジョー・バイデンは、わが国史上最悪の大統領だ。門前払いされるとは思わないが、誰にもわからない」「彼はこれまでで最も腐敗した大統領であり、最も無能な大統領だ」

さらにジョー・バイデンが精神的にも肉体的にも弱っているといい、再選に出馬できるほど長持ちするのか、と述べました。

カールソン氏が、ではバイデンでなければ誰が候補者になるのかと聞くと、カマラ・ハリス(副大統領)の可能性を否定しました。

カールソン氏がカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムは?と聞くと、トランプ氏は「その可能性もある」と述べています。

トランプ氏は政治家としての実績はさほど重要ではないとし、ニューサム知事がサンフランシスコやロサンゼルスの町を衰退させている状況よりも、彼は見た目がいいので、大きな観点からすればそれは重要であると言っています。

選挙

トランプ氏は「2016年よりも20年の方がはるかに多くの票を得た。しかし、選挙は不正に行われた。彼らはCOVID-19を使って様々なことで不正を行った」と述べ、

「我々はそれについて非常に多くのものを持っている。しかし、我々には見たくもない裁判官だった。しかし、私は今あるような精神を見たことがなかった」

トランプ氏は、選挙はすべて紙の投票用紙に戻すべきだと言い、「彼らが有権者IDを望まない理由はたった一つ、不正をしたいからだ」と主張しました。

カールソン氏が彼らは今回同じ事をするかと聞くと、トランプ氏は「まあ彼らはやろうとするだろうね」と述べました。

不法移民問題

インタビューの最後にトランプ氏は、大統領選挙に当選した場合の最優先課題について、南部国境の封鎖だと語りました。

「何十万人もの”入国を許されている犯罪者”を排除する。彼らを追い出すことだ」

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