エプスタインの死は「隠蔽されている」――通報記録、病院報告書、監視カメラ映像・・・全てがない

エプスタインの首の痕/Federal Bureau of Prisons, Public domain, via Wikimedia Commons

弟「隠蔽工作のように思える」

エプスタインの弟マーク・エプスタイン氏は、兄ジェフリー・エプスタインの死について情報を公開するよう求めているという。

エプスタインは、2019年7月6日に2回目の逮捕をされました。

その約1ヶ月後の8月10日、収容されていたニューヨーク州の刑務所「メトロボリタン矯正センター」内で、死亡した姿で見つかりました。

検死にあたったニューヨーク市の監察医バーバラ・サンプソン医師は、「首吊りによる自殺」だと判定しました。

しかし弟のマーク氏によると、自殺と発表された後は何の調査も行われなかったと述べ、「隠蔽工作のように思える」と主張しているという。

一度目の事故

エプスタインは7月23日に、刑務所の独房内で意識が朦朧とした状態で発見されました。

首に傷があり無反応の状態で発見されたが、命に別状はなかった。

意識が戻ったエプスタインは「同房者に襲われた」と刑務官に話したものの、その後どうしてケガをしたのか「覚えていない」と態度を変え、それ以上話すことを拒否したという。

刑務局は自殺未遂の可能性があるとして、自殺監視下に置きました。

ただその6日後の2019年7月29日には、自殺監視から外され、他の受刑者と共に特別収容室に入れられています。

その後エプスタインは30分ごとにチェックされることになっていたが、なぜか死亡した日はチェックされていなかった。

2度目で死亡

8月10日の午前6時30分ごろ、独房で死亡している状態で発見されました。

その場で直ちに救命措置が施され、その後救急隊が呼ばれて病院に搬送されたという。

刑務所局とウィリアム・バー米司法長官は、最終的な判断ではないものの、エプスタインの死を「自殺と見なした」と発表しました。

そして8月16日にサンプソン医師は、「首吊りによる自殺」だと断定しました。

この発表があった後、マーク氏を含むエプスタインの遺族は、独自に病理学者マイケル・バーデン医師を雇って検死させています。

バーデン医師は、甲状軟骨の両側、アダムリンゴの近くに2箇所、その上の舌骨の左側に1箇所の骨折があったが、これは首吊り自殺では極めて珍しいことであり、むしろ”殺人による絞殺で普通に起こりうること”だと判断した。

バーデン医師「この50年間、自殺による首吊り事件でこのようなことが起きたのを見たことはない。」

重なる奇妙な偶然

奇妙な事に、エプスタインが収容されていた官房内の8月9日と10日の監視カメラ映像は、システムの故障により入手できなかったとされ、1台のカメラのみしか動いていなかった。

さらにエプスタインが死亡した夜に、警備を担当していたマイケル・トーマス氏とトバ・ノエル氏は、なぜか巡回をサボって居眠りをしていたとして起訴されています。

彼らは巡回記録を改ざんしていた↓

エプスタイン死亡時の看守、司法取引で警備記録の捏造を認める――実際は寝ていた

2021年5月22日

しかもこのとき、警備の巡回に同行するはずだった「オフィサー1」と「オフィサー2」という2人の刑務官の存在が記録されているものの、この2人の身元は公表されていません。

病院報告書も通報の記録も残っていない

以前書きましたが、マーク氏が病院前救護報告書(PCR)を取り寄せようとしたところ、市の職員から「データベースから見つからない」と言われています。

何があったのか分からないが、データベースに登録されていない↓

【エプスタイン文書3】捜査前にPCが持ち出された、アンドルー王子が窮地に、エプスタイン弟の証言、謎の不審死、エプスタインはまだ生きている?…etc

2024年1月6日

また刑務所から発信された「911通報」も公表されていないという。

タッカー・カールソン氏は以前、このときの911通報をニューヨーク市警が削除したと述べていました。

「ニューヨーク市警は拘置所からの911コールの録音を削除したようだ。そこで、FBIはどうかと考えた。私たちはFBIに電話して、拘置所からの911の録音はないかと尋ねたが、返答はなかった。」

エプスタインは自殺する気はないと言っていた

ニューヨークタイムズが、エプスタインに関する連邦刑務局の記録を入手しようと情報公開請求をしたところ、刑務局は拒否したという。

そのため情報公開法に基づいて同局を提訴して勝訴し、記録を入手しました。

記録によると、エプスタインは刑務所の心理学者に「自殺する気はない」と語っていたという。「自分自身でそんなことはしない」「生きているのが楽しい」

「なぜ俺が自殺すると思うんだ?俺は自殺なんかしないぞ」と何度も述べ、自分には生きる意味があると語っていたという。

そしてエプスタインは、保釈されることを信じていたとのこと。

エプスタインには数々のVIPとの人脈があったため、裁判で勝てると思っていたかもしれませんが。

真相が明らかになる日は来るのか。

エプスタインは「自殺する気はない」と繰り返し語っていた――NYタイムズが刑務所記録を入手

2021年11月25日

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