英ジョンソン首相に妨害されたロシアとウクライナの和平案――その内容が明らかに

SyntaxTerror, Public domain, via Wikimedia Commons

ロシアとウクライナは和平交渉が進んでいた

ジョージア州フルトン郡のサーバーがハッキングされた事件気になってますが、タイムリミットが過ぎたにも関わらずまだ動きがないみたいです。裏で交渉してるんだろうか。

さて、先ごろロシアのウラジミール・プーチン大統領はタッカー・カールソン氏とのインタビューで、ウクライナとの和平交渉が合意に達していたものの、当時イギリスの首相だったボリス・ジョンソン氏に妨害されたと告白しました。↓

プーチン大統領が語った米ドル、BRICs、AI、イーロン・マスク、ゼレンスキー、拘束中の記者、停戦

2024年2月11日

ドイツの元首相ゲルハルト・シュレーダー氏によれば、この交渉はウクライナのルステム・ウメロフ国防大臣から持ちかけられたもので、シュレーダー氏はこの交渉を仲介した。なぜならシュレーダー氏はロシアに精通していたからです。

和平交渉はロシアが侵攻してすぐの2022年3月にトルコのイスタンブールで行われたという。

このときの交渉でいくつかの条件が提示され、シュレーダー氏によればウクライナのウメロフ国防大臣はこれらの条件を飲んでいたと言っている。

つまり、ロシア/ウクライナ戦争はすぐに終了することができたはずだったのです。↓

ウクライナとロシアの和平交渉を妨害したのは米国だ――シュレーダー元ドイツ首相

2023年10月23日

にも関わらず、なぜこんなに長引き、多くの国民の命を奪い、欧米や日本からも多額の税金を支援することになったのか。日本はすでに1兆円以上を支援しているという。

おそらく戦争を長引かせることを望む人たちがいる。しかも自分たちの手を汚さずにです。

和平の内容

このたびウォール・ストリート・ジャーナルが、ウクライナとロシアの和平交渉の詳細を明らかにする極秘文書を入手したと報じました。

この文書は開戦から約6週間後の2022年4月15日付のもので、ロシアとウクライナの交渉担当者が作成した和平条約の草案だといい、当時のロシア側の考え方や目的などが浮かび上がっています。

なんでも和平交渉は、2022年2月24日に始まったロシア侵攻からわずか数日後に始まっていたという。最初ベラルーシで行われ、その後イスタンブールに移ったようです。

文書によると和平条件は、

  • ウクライナを軍事ブロックに参加しない永世中立国にする
  • 西側の支援によるウクライナ軍の増強を禁止する
  • クリミアを事実上ロシアの支配下に置くことに合意する
  • ウクライナはEU加盟を目指すことは許されるが、NATOなどの軍事同盟に加盟することは許されない
  • ウクライナ国内に外国の武器を持ち込むことは許されない
  • ウクライナ軍は特定の規模に縮小される

等が書かれていたとのこと。

ロシアは戦車の数からミサイルの最大射程距離まで全てを制限しようとしていたという。

また草案の中でロシアは、ウクライナの政府や裁判所においてロシア語をウクライナ語と同等に運用するよう求めていたとのこと。

そしてロシアの占領下にあったウクライナ東部の地域については草案には盛り込まれず、プーチン大統領とゼレンスキー大統領が直接会って話し合うことになっていたという。

ボリス・ジョンソンによる妨害

しかし当時イギリスのボリス・ジョンソン首相が突然キエフを訪問し、ロシアとの和平交渉を打ち切るようゼレンスキー大統領に圧力をかけたと報じられた。

このときジョンソン首相は、「プーチンは戦争犯罪人であり、交渉ではなく圧力をかけるべきだ」と伝えたといい、また「ウクライナは協定に署名できるが、彼(プーチン)とはできない」と主張したという。

From Zelenskyy’s “surrender” to Putin’s surrender: how the negotiations with Russia are going /UKRAINSKA PRAVDA

和平交渉が進んでいたロシアとウクライナはこれにより交渉が頓挫し、戦争が泥沼に進むことになる。

当初ウクライナ軍は優勢だったと伝えられ、欧米諸国によるロシア経済制裁と相まってロシアは追い込まれたかのように報じられた。(プロパガンダだったかもしれないが)

さらにロシアの傭兵組織「ワグネル」のエフゲニー・プリゴジン隊長が、ロシアとの不和から2023年6月に反乱を起こしたこともネガティブに伝えられた。

しかしその裏ではロシアは優勢に転じていたようだ。欧米メディアは一転してウクライナの劣勢が伝え始めた。6月に始まった反攻は失速していると報じられた。

欧米の主流メディアが「ウクライナは負けている」と一斉に報じ始めたぞ

2023年8月30日

ウクライナに悲観論

これまで何千億もの武器と資金がウクライナに注ぎ込まれ、一説によれば何十万人もの死者が出ているという。

もしこのとき和平協定が結ばれていれば、これほど多くの死と破壊は避けられたかもしれない。

カールソン氏とのインタビューでプーチン大統領は「ジョンソン氏の要求や説得に従うというのは、バカげているとしか思えない。私たちは1年半前に戦争を止めることができた」と語った。

ロシアは先ごろアウディフカを制圧し、ウクライナ軍は撤退した。

ブルームバーグによるとウクライナは、弾薬の供給を増やさない限り夏までに防衛戦と突破されるのではないかと危惧しているという。

それによると数週間前からウクライナと同盟国の間で悲観論が高まっており、防衛は持ちこたえられないのではないかという懸念が高まっているのだとか。

おそらく欧米やNATOはロシアに負けることなどこれっぽっちも思っていなかったのでは。

NATOの約束破り

ロシアは以前に、「ウクライナのNATO加盟を拒否することで戦争を回避できる」とNATO側に伝えていたという。NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長がハッキリと認めている。

「もちろん我々はそれに署名しなかった」↓

つまりそうすれば戦争は起こらなかった可能性があるということ。

プーチン大統領はNATOが東側に拡大しないと約束していたのに、それを2008年のブカレストのサミットで破ったと言っている。そして最近スウェーデンとフィンランドのNATO加盟が承認され、どんどん東側に広げている。

もちろんロシアがウクライナに侵攻したのは論外だが、じゃあその原因を作ったのはどっちなのか?。

CIAは2014年からウクライナ国内に12カ所もスパイ基地を建設していたという。それはロシアに対抗する準備だった。↓

米CIA、ウクライナに12ものスパイ基地を作っていた――やっぱりロシアを挑発したのは米国だった

2024年2月27日

そして和平交渉が進んでいたのに、イギリスが横から来てぶっ潰した。おそらくウクライナや欧米にとって屈辱的な和平内容は容認し難かったのかもしれない。

戦争を望む人たち

歴史を振り返れば、なぜベトナム戦争はあれだけ長期化し、泥沼化したのか。それによって利益を得た人たちがいたのではないのか。

米軍をベトナムから撤退させようとしたジョン・F・ケネディは暗殺されたのです。JFKは当初ベトナム戦争推進派だったが、途中から路線を変えたことが誰かを怒らせたのか。

そしてJFK亡き後、ベトナム戦争は続けられた。

ドナルド・トランプ氏は大統領時代、戦争を起こさなかった。メディアはこれでもかとトランプ氏を叩き、プロパガンダした。

今、米国民はトランプ氏を支持し始めている。メディアに騙されていたことに気付いたからだろう。

それでもバイデン政権は司法省を使ってこれでもかとトランプ氏を起訴し、選挙に不利になるよう仕向けている。

ネオコンやディープ・ステートはなんとしてでも戦争を続けたいのかもしれない。

そして第三次世界大戦に広げるつもりなのか。

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2023年4月1日
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