トランプがRFKジュニアを攻撃
青汁王子こと三崎優太氏は災難ですね。でも彼はホロスコープ通りに生きていると思います。ホロスコープが自分に合っていないと思う人はおそらく積極的に生きておらず、流されているのでは。
さてドナルド・トランプ氏がSNSのTruth SOCIALで、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を「民主党の仕込みだ」といい、「ジョー・バイデンの再選を助けるために配置された急進左派リベラルだ」と攻撃しています。
RFKジュニアは民主党の”仕込み”であり、米国史上最悪の大統領であるペテン師ジョー・バイデンの再選を助けるために配置された急進左派リベラルである。
ジュニアに投票することは、本質的には、どちらにも振れる可能性のある、無駄な抗議票となるが、共和党員が彼の真相を知った場合にのみ、民主党に不利に振れるだろう。
ジュニアは完全に反銃主義者であり、グリーン・ニュー詐欺師が保守的に見えるほどの極端な環境保護主義者であり、大がかりな課税主義者であり、国境開放論者であり、反軍事/獣医である。
言うまでもなくトランプ氏にとってRFKジュニア氏は大統領選挙のライバル候補です。RFKジュニア氏は最初、民主党から出馬していましたが、その後離脱して無所属となりました。
先ごろRFKジュニア氏は「トランプ陣営から副大統領候補の打診があった」と暴露しましたが、その申し出を断ったとXに投稿していました。
これに対してトランプ陣営の補佐官が「100%ウソだ」と否定していますが、いったいどちらが真実を述べているのか。
私はRFKジュニアよりもバイデンを選ぶ
トランプ氏によるジュニア批判はさらに続きました。
2ページ目では、RFKジュニア氏の副大統領候補になったニコール・シャナハン氏に矛先が向けられています。
2ページ目:彼の過激化した家族は、彼が共和党員であることを決して許さず、彼の”資金提供者”の最高責任者は、大金を剥奪された元夫を除いて、誰も聞いたことのない副大統領候補だ。
彼女は自分をビジネスウーマン、あるいは医者だと言っている。彼女の仕事は夫の財布を手術することだった!彼女はジュニアよりもずっとリベラルで、まじめな人間ではなく、ノーチャンス候補を投票に参加させるためのポット・オブ・キャッシュ(資金源)でしかない……。
さらに3ページ目では、エネルギーと気候変動に対するRFKジュニア氏の姿勢をバッシングしました。
その上で、「私はジュニアよりもバイデンを選ぶ」と述べています。
3ページ:私はニューヨークでRFKジュニアと一緒に暮らし、彼がクオモ知事を説得して、まったく邪悪な環境保護活動を行うのを見た。
オハイオ州やペンシルベニア州などがニューヨークのエネルギーを奪ったため、ニューヨーク州北部は掘削や水圧破砕が許可されませんでした。このため、ニューヨーク州全域、特にニューヨーク州北部とニューイングランドのエネルギー価格が高騰した。
エネルギーコストは、州史上最悪の知事ギャビン・ニュースカムが運営するカリフォルニア州を除けば、全米一高い。私はジュニアよりバイデンを選ぶ。なぜなら、この国は崩壊する前に1年か2年は長持ちするからだ。
ワクチンに関する彼の見解は、彼の候補者としての他のすべてと同様、フェイクだ。民主党にはRFKジュニアがふさわしい!
ちなみに上の投稿で、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事のことを「ニュースカム」と言っているのは彼独特の言葉遊びでしょう。
RFKジュニアの反撃
一方でRFKジュニア氏も黙っておらず、Xで反撃しました。
ジュニア氏はSNSで暴言を吐かず、「大統領討論でやるべきだ」と主張し、トランプ氏の失策を列挙しました。
私の主張を予習するために、トランプ大統領がいかに彼の最も誠実な信奉者の希望を裏切ったかを示そう。
彼はウクライナ戦争を終わらせると約束したのに、ジョンソン下院議長やバイデン大統領と結託してその資金を提供した。彼は大統領として製薬会社と腐敗した官僚たちをのさばらせた。赤字削減を約束しながら、史上最大の借金を作った。政府をビジネスのように運営すると約束しながら、我々のビジネスを閉鎖した。沼の水を抜くと約束したのに、政権を沼の生き物で埋め尽くした。私たちの権利を守ると約束したのに、憲法に魚雷を打ち込んだ。
安全な壕から毒爆弾を投げ込む代わりに、トランプ大統領が敬意を持って和気あいあいと議論することで、私に対して自分の記録を弁明するのを聞こう。
When frightened men take to social media they risk descending into vitriol, which makes them sound unhinged. President Trump's rant against me is a barely coherent barrage of wild and inaccurate claims that should best be resolved in the American tradition of presidential debate.…
— Robert F. Kennedy Jr (@RobertKennedyJr) April 27, 2024
単なる暴言ではない、理由がある
こうした投稿を見て「トランプは相変わらず暴言屋だ」と思うのは早計です。おそらくこういうのはトランプなりの「計算」があるからやっている。
というのも、最近発表されたNBCニュースの世論調査(4月12日~16日実施)で、RFKジュニア氏の支持が思った以上にトランプ票を食い始めていることが明らかになったのです。
調査よるとバイデン対トランプの二択では
・トランプ:46%
・バイデン:44%
と、かろうじてトランプ氏が2ポイントリードしているのに対し、他の候補者も合わせた五択では
・バイデン:39%
・トランプ:37%
・RFKジュニア:13%
・ジル・スタイン:3%
・コーネル・ウェスト:2%
と、バイデン氏が逆転するのです。バイデン氏は5ポイントしか下がっていないのに対し、トランプ氏は9ポイントも下がっている。
そのため、トランプ氏は急にRFKジュニア批判を始めたと思われます。
このやり方はこれまでもデサンティス氏やニッキー・ヘイリー氏などに向けて使われたので、トランプ氏の常套手段です。
🚨 BREAKING — NEW NBC POLL:
YOUR THOUGHTS? ACCURATE? 🤔 pic.twitter.com/MM7AJme2Fr
— Proud Elephant 🇺🇸🦅 (@ProudElephantUS) April 22, 2024
https://s3.documentcloud.org/documents/24564257/240126-nbc-april-2024-poll-4-21-2024-release.pdf
RFKジュニア支持がトランプ票を食い始めた
それまではRFKジュニア氏は、バイデン票を奪っていると言われていました。
「RFK Jr.はトランプよりバイデンに打撃を与える」↓
The Memo: RFK Jr. set to hurt Biden more than Trump — but it’s complicated
しかし、NBCの世論調査ではそうではなくなってきた事を示している。
世論調査を詳しく見ると、最初の二択でトランプ氏を選んだ回答者のうち15%が、五択でケネディ氏を選んだのに対し、二択でバイデン氏を選んだ回答者は五択では7%でした。
またRFKジュニア氏に好感を持つ共和党支持者は40%いるのに対し、民主党支持者は16%に過ぎません。
つまり民主党支持者はRFKジュニア氏にそれほど興味を持っておらず、むしろ共和党から票が奪われている。
なのでトランプ氏は共和党支持者向けのコメントを出しているのです。「極左に騙されるな」と。
世論調査家で戦略コンサルタントのジョン・マクラフリン氏は、RFKジュニア氏のことを「トロイの木馬だ」と言っている。
「彼らは左翼的な立場をすべて持っていて、彼を中道右派のマーベリックとして描こうとしている。彼はトロイの木馬(罠)だ。」
Robert F. Kennedy Jr. a political 'Trojan horse': McLaughlin https://t.co/bkDiHBiAQm
— Just the News (@JustTheNews) April 25, 2024
民主党は対策万全、共和党は足並み揃わず
ちなみに民主党は、とっくにケネディ対策を進めています。
民主党全国委員会(DNC)は先月、バイデン再選を脅かすケネディ候補を黙らせるため、法的対抗措置や対抗調査によって積極的に対抗するチームの結成に乗り出しました。
民主党は一丸となってこういうことができるが、共和党はなぜか足並みが揃わない。議会でもウクライナ支援や国境問題で裏切り者が出ている。
だからトランプ氏は独自でやらなければならない。共和党はいつまでも内輪モメばかりやってる場合ではないのでは。
Democrats prepare to go to war against third party candidates https://t.co/x8TiDXL7sd
— Meet the Press (@MeetThePress) March 14, 2024
https://www.nbcnews.com/politics/2024-election/dnc-war-third-party-candidates-rcna143290
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