史上最高額の罰金
エアバス社が汚職で総額4300億円の支払いに合意したとのこと。日本を含む16カ国での贈賄疑惑。
エアバスが総額4300億円の支払いに合意、贈賄疑惑の調査決着で https://t.co/1USPFDBaFs
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) February 1, 2020
フランス金融検察局(PNF)の検事によると、エアバスは航空機販売で不法に優位に立とうと、年間3億ドルの予算を持つ部署を使って日本やロシア、中国、マレーシアなどで13年間にわたり政府当局者や決定権を持つ担当者を相手に工作活動を展開。この活動に後押しされ、エアバスは利益を10億5000万ユーロ(約1260億円)膨らませることができたと、検事が法廷で述べた。
現代のロッキード事件?
エアバス社は罪を認め、フランス・イギリス・米国当局に和解金を支払うことに同意したという。エアバス社は訴追を逃れるが、今後3年間、監視下に置かれるとのこと。
なお和解金の約36億ユーロは、贈収賄における過去最高の和解金だという。
エアバス社は10年以上前から、市場を開拓するため関係者に賄賂を渡し買収しようとしていた疑いで、4年前から調査が続いていたという。
中国・韓国・日本・インド・台湾・ロシア・サウジアラビア・ベトナム・トルコ・メキシコ・ブラジル・タイ…etcの関係者に買収についての調査が及んだとのこと。日本の関係者にも違法な資金が渡った可能性があるとも。
エアバス社
アメリカの航空機メーカーによる市場独占状態に対抗して、フランスのアエロスパシアルと西ドイツDASAが共同出資して1970年に設立された。のちにイギリスのBAeとスペインのCASAも参加。
現在はボーイングとの二大メーカーによるガチンコ状態。
ボーイングは737MAXの大きな事故が相次いだことでダメージを受けているだけに、今チャンスだったのだけど。
しかし韓国では検察の大量人事、日本では黒川東京高検検事長の異例の定年延長が閣議決定、偶然なタイミング。
これ、収賄側はどうなるの?捜査するとなれば、“ロッキード事件もびっくり”だよな。→「日本やロシア…などで…政府当局者や決定権を持つ担当者を相手に工作活動を展開」 #マネジメント 《ニュース》エアバスが総額4300億円の支払いに合意、贈賄疑惑の調査決着で|Bloomberg https://t.co/kr0ashhre9
— 中小企業診断士 佐々木孝@神楽坂 (@sasabizu) February 3, 2020
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