『エプスタイン事件』マックスウェル裁判14日目:陪審員の評決は出たか?

Ghislaine Maxwell, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

評決は・・・

性犯罪者ジェフリー・エプスタインに共謀したとされるギレーヌ・マックスウェル氏の裁判は、陪審員の審議に入っています。

結論から言うと、まだ評決は出ていません。

この日陪審員は、告発女性の証言録と、FBIが尋問したときのメモを要求したようです。これは証言に「食い違いがある」と弁護側がツッコんでいたことによるものだと思われます。

証言の食い違いが弁護側に有利か

弁護側は告発者に、何年か前にFBIに話したことと、今回の裁判の証言では食い違いがあることを指摘していました。

陪審員の要求に対してアリソン・ネイサン判事は、当時のFBIのメモは証拠として認証されていないため、提示することは出来ないと返事をしました。

しかしこの陪審員の要求は、マックスウェル氏の弁護側にとっては有利な要素になるといわれています。陪審員が証言の信憑性に問題があると判断する可能性があります。

検察側に有利な質問も

さらに陪審員は、アニー・ファーマー氏の証言が、問われている2つの罪の証拠として該当するかどうかを検察側に質問しました。

これにコミー検察官はイエスと答え、ネイサン判事も認めました。この質問は検察側に有利に働くとみられています。

ファーマー氏の証言は、「違法な性行為を行う意図で未成年を旅行に誘う罪」「違法な性行為を行う意図で未成年を旅行させた罪」の2つに直面する可能性があるとのことです。

ファーマー氏はニューメキシコ州の法律では未成年に該当しませんでしたが、彼女の居住地であるアリゾナ州や、エプスタインと映画に行ったニューヨーク州では未成年に該当しているようです。

果たして評決の行方は?

とりあえず以上のことからすると、違法性行為に対しては罪に問われず、未成年を旅行させた罪に関しては有罪という変則的な評決になる可能性も考えられますがどうなんでしょう。

以前の記事で紹介した元検事の見解で言われていたように、あくまでマックスウェル氏側はこの裁判で何も証明する必要はなく、検察側が罪を立証できるかどうかだけが評決のポイントになると言われています。

またお伝えします。ではこの辺で失礼します。

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