パンデミック対策のキーパーソン、バイデン顧問のエリック・ランダー博士が辞任、部下へのイジメで

バイデン閣僚初の辞任

バイデン大統領の最高化学顧問、エリック・ランダー博士が現地2月7日に辞任しました。バイデン政権の閣僚級としては初の辞任になるようです。

ランダー博士はコロナパンデミック対策のキーパーソンといわれていましたが、部下へのイジメや侮辱が告発され、ホワイトハウスが調査をしていました。

このたび調査結果が報告され、いったんは地位に残りそうでしたが、けっきょく辞任したようです。

音声データによりイジメが発覚

経緯としては音声データをポリティコが入手し、ランダー博士が部下をいびっている事が発覚したため、ホワイトハウスが内部調査を進めていました。

2ヶ月間にわたって調査された結果、ランダー博士が当時の顧問弁護士レイチェル・ウォレス氏に対してイジメを行っていた証拠が見つかったと報告されました。

ホワイトハウスの人事担当管理副長官のクリスチャン・ピール氏によると、「ランダー博士とOSTP(科学技術政策室)の幹部がスタッフに無礼なことをしていた信頼できる証拠がある」としています。またランダー博士は他の同僚の前でも、荒々しく無礼な言い方をしていた証拠も見つかった、と述べました。

ランダー博士の部下の14名が、頻繁にイジメを受け、突き放され、クビにされたと告発しています。告発者らは、ランダー博士からの報復を恐れて匿名で告発したようです。

弁護士を排斥しようとした

イジメに遭ったというウォレス元顧問弁護士は、オバマ政権・トランプ政権下で政府機関に従事していました。OSTPの副顧問であり最高執行責任者の肩書きを持っていました。

ウォレス弁護士によるとランダー博士は、部下に対して名指しで中傷し、同僚の前で恥をかかせ、仕事を取り上げたり追い出したりしたと告発しており、多くの女性スタッフが泣き、トラウマを抱えたとしています。

さらにランダー博士は報復のためにウォレス弁護士を会議や打ち合わせなどから外し、任務から排斥しようとしたとのこと。

弁護士相手によくやるなという印象ですが。

ヒトノゲノム研究の第一人者だった

ランダー博士はマサチューセッツ工科大学(MIT)の生物学教授、ハーバード大学医学部システム生物学教授などを務め、ヒトノゲノムにおいてゲノム編集の研究で評価され、米国を代表する科学者と言われています。

2021年1月にバイデン大統領から化学顧問に指名されましたが、承認はしばらく保留されました。一説によるとランダー博士が性犯罪者ジェフリー・エプスタインの会合に2回出席していたことについて疑問を持たれたとも言われていますが、わかりません。結局6月に就任しました。

ランダー博士は4日にOSTPのスタッフに謝罪のメールを送ったといいますが、ウォレス弁護士によると「謝罪にはほど遠い」と言っています。

ホワイトハウスは「非常に深刻で、政府内全員の期待に反している」と結論づけています。

もともと裏表のある人物という評判があったようですが、確かにランダー博士のホロスコープはちょっと危うい感じだし、いったん火が点くと執拗になりそうです。