34件の訴因で起訴
まあ当然というか、今日はどのメディアを見てもトランプ、トランプ、トランプなので個人的には若干食傷気味であります。
日本でも多くのメディアが報じていますが、けっきょくトランプ氏は34件の訴因で起訴されたようですね。本人は無罪を主張していますが。
検察側は、トランプ氏が自分に不利な情報を買ってそれを隠蔽し、2016年の大統領選の勝利の可能性を高めることを企てたと主張しています。
その情報の購入というのが
- AV女優ストーミー・ダニエルズ氏への口止め料13万ドル
- プレイボーイ元モデルのカレン・マクドゥーガル氏への15万ドル
- トランプ氏に隠し子がいたという情報を売ろうとしたトランプタワーのドアマンへの3万ドル
が含まれています。
Former President Donald Trump pleaded not guilty Tuesday to 34 felony counts of falsifying business records, two law enforcement officials familiar with the matter tell @AP. https://t.co/77KnpSGACs pic.twitter.com/B41WYiCHtl
— The Associated Press (@AP) April 4, 2023
隠し子の件とは
上2つについてはすでに出ていた話なので、細かいことは過去記事をご覧いただければと思います。
3つ目にある隠し子についてですが、2015年の秋頃にトランプタワーの元ドアマンが、トランプ氏に婚外子がいるとして、その情報を売ろうとしていたという。
このときトランプ氏の友人であるナショナル・エンクワイアラー誌のデイビッド・ペッカー氏が、この記事の独占権を獲得するためにドアマンに3万ドルを支払ったとされています。
この話は後に嘘である事が判明していますが、当時トランプ氏の顧問だったマイケル・コーエン弁護士の働きかけにより、大統領選挙後まで「守秘義務を強要した」とされています。
専門家「刑務所に入ることはない」
訴状では、トランプ氏側がこうした支払いについて、コーエン弁護士や当事者に送った小切手に関する記録をごまかしたとして、34の罪を訴えています。
今回のビジネス記録の改ざんは「第一級業務記録改竄」に当たり、単独では軽犯罪だが、ニューヨーク州では「詐欺の意図」があった場合には重罪に格上げされるという。
その場合、それぞれ最高4年の禁固刑に処されるようですが、検察は「詐欺の意図」があったことを裁判で証明しなければなりません。
ただ、たとえ証明されたとしても「E級犯罪」に該当し、有罪になった場合でも初犯の人が「刑務所に入ることはほとんどない」と専門家の見解は一致しているようです。仮にもし刑務所に入ったとしても、おそらく数ヶ月程度だという意見もあります。
たとえ刑務所に入ったとしても大統領選挙に出馬は合衆国憲法上可能ですし、刑務所からでも実務できるようなので支障はないと言われています。
Is Trump going to jail? Ex-president's odds of lockup for New York indictment are slim to none, legal experts say https://t.co/QtsBud9ejq
— Insider News (@InsiderNews) March 31, 2023
マンハッタン検事局の闇
いずれにしろこの起訴が「トランプを排除する」という左派の政治的な動機によって強行的に行われたのは明白であり、起訴したアルビン・ブラッグ検事のいるマンハッタン検事局のWebサイトからはスタッフのチーム部門のページが削除されました。
批判や攻撃を避けたかったんですかね。
BREAKING: Manhattan DA deletes their “Meet Our Team” page after second staffer nukes far-left Twitter account pic.twitter.com/7CUwDlXHrC
— Jack Posobiec 🇺🇸 (@JackPosobiec) April 4, 2023
またブラッグ検事の首席補佐官ジョーダン・ストックデール氏のSNSアカウントには、トランプ氏の弾劾と出馬禁止を求める投稿に「いいね!」した履歴が残っています。
Meet Jordan Stockdale the Chief Of Staff for Manhattan DA Alvin Bragg
Liking tweets saying Trump should be impeached, removed from office & prevented from taking office again. Witch-hunt top to bottom inside Manhattan DA pic.twitter.com/Ul8dbsniFJ
— Banana Republic Justice Swan 🍌 (@TheWuhanClan) April 3, 2023
同じくブラッグ検事の首席補佐官メグ・ライス氏は、ジョージ・ソロス氏のオープン・ソサエティ研究所から50万ドルを受け取ったジョン・ジェイ・カレッジの研究センター「Institute for Innovation in Prosection(IIP)」のディレクターを務めていたという。
これが発覚したため、ライス氏は速効で自分のSNSアカウントを削除しています。わかりやすい行動です。
IIP ED @MegGReiss and @adamjohnfoss on the power of the prosecutor and how to reimagine the use of discretion to build a more equitable and effective #cjsystem #RadicalVision pic.twitter.com/Ntu8AkLjAW
— Institute for Innovation in Prosecution (@IIP_JohnJay) April 19, 2018
裁判長にも疑惑
検事ばかりではありません。
今回トランプ氏の裁判長を担当することになったフアン・メルシャン判事の娘、ローレン・メルシャン氏は、3年前にカマラ・ハリス副大統領の選挙キャンペーンに参加していたことが発覚しました。
すでに削除されていますが、彼女のLinkedinの履歴には、ハリス副大統領の2020年選挙キャンペーン「Kamala Harris for the People」のデジタル説得担当ディレクターとして働いていたことが記されていたという。
A video of Kamala Harris being greeted by supporters on the 2020 presidential campaign trail autoplays on the advertising agency's landing page.
Loren Merchan's consulting company also proudly lists the Biden-Harris campaign at the top of its client roster. pic.twitter.com/iUDDpAOQUm
— Mia Cathell (@MiaCathell) April 4, 2023
なんだか香ばしい人ばっかりです。
こんなんで公正な裁判が行われるんでしょうか?
アラン・ダーシャウィッツ法学教授が言っているように、ムリヤリにでも有罪にされる可能性があるかもしれません。
ただトランプ氏はこの件以外にも、
・自宅マー・ア・ラゴで発見された機密文書
・ジョージア州務長官への電話での圧力
について調査されており、起訴される可能性があります。
前にも書いたように、トランプ氏のホロスコープは以前からこのようなことに見舞われることが暗示されており、それがずっと継続中です。
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