トランプの起訴はまだ未定
昨日に引き続きトランプ氏逮捕の噂について最新情報が出ています。
それによるとトランプ氏は、少なくとも火曜日には逮捕(起訴)されないのでは、と言われています。
というのも、現地週明けの月曜日に開かれる大陪審で証人が証言するまでは、起訴は確実ではないという。
現在トランプ氏を起訴するかどうかの大陪審が開かれており、毎週月曜、水曜、金曜(訂正→木曜)の午後に証人が出廷して証言しているようです。
そして最終的には大陪審員の投票(16~23人)により、決定されることになるとのこと。
この週明け月曜に行われる大陪審で、最後の証人が証言すると言われており、トランプ氏もその人物が「最も重要な証人」だと言っています。
しかしその名前については触れておらず、「かつてのマイケル・コーエンの弁護人」とだけ書かれています。
ニューヨーク市の大陪審に提出される最も重要な証人であり、かつて有罪判決を受けた重罪人、刑務所行き、そして連続した偽の物語と嘘つきであるマイケル・コーエンを弁護した高名な弁護士が、明日の午後にそれを行うと報告された。彼が提示する情報は、決定的で反論の余地のないものであるはずです。魔女狩りだ!
Trump has a last minute surprise witness! pic.twitter.com/OMqD64Zi9c
— Ron Filipkowski 🇺🇦 (@RonFilipkowski) March 19, 2023
半旗を翻したマイケル・コーエン
2016年にAV女優のストーミー・ダニエルズ氏が2000年代前半にトランプ氏と関係を持ったと告発し、口止め料13万ドルを受け取ったと主張しました。
当時トランプ氏の顧問だったマイケル・コーエン弁護士がポケットマネーから口止め料を渡し、その後トランプ氏の会社がコーエン氏に弁済しているという。
トランプ氏は口止め料の不正を繰り返し否定しましたが、けっきょくコーエン氏は脱税や選挙資金違反などで有罪になり、懲役3年と罰金5万ドルを科されました。その後コロナパンデミックが起こったため早期釈放され、自宅軟禁に変更されて2021年11月に刑期を終えています。
コーエン氏はトランプ氏に恨みを持って半旗を翻し、検察側に寝返り、20回以上も面会しているという。
検察はトランプ氏の会社が「訴訟費用」と記録した事で、虚偽の記録だとして問題にしており、逮捕に進んでいると言われていました。
ロバート・コステロ弁護士
そこでトランプ氏の言う「重要な証人」ですが、それはかつてコーエン氏を弁護したロバート・コステロ弁護士だと言われています。コステロ弁護士はルディ・ジュリアーニ氏やスティーブ・バノン氏の弁護士も務めていたという。
A Manhattan grand jury that is expected to vote soon on whether to indict Donald Trump may hear testimony on Monday attacking the prosecution’s star witness, Michael Cohen, according to people with knowledge of the matter. https://t.co/vGjIcEhr5I
— The New York Times (@nytimes) March 19, 2023
コステロ弁護士はコーエン氏の法律顧問を務めていましたが、不仲になったと言われています。
コステロ弁護士はトランプ氏側との間に立ってコーエン氏の恩赦の可能性を探ったという。しかしトランプ大統領が恩赦しなかったため、逆恨みして関係が悪化したとの事です。
月曜には決着が付かない?
ニューヨークタイムズによると、コステロ弁護士の大陪審出廷はトランプ氏側が求めたものだというが、最終的には大陪審が決定するため、証言するかは不明だという。
ただ、もしコステロ弁護士が証言台に立てば、コーエン氏の主張に反論するとみられています。おそらくコーエン氏の信頼性について批判すると言われており、当然それはトランプ氏にとって援軍になります。
マンハッタン検事局は早ければ今週中にもトランプ氏の起訴を求めるとみられていますが、もしコステロ氏が証言したとしたら、手続き上、その日には決着がつかなくなる可能性があります。
ただ昨日書いたように、法律学のアラン・ダーシャウィッツ教授は「ニューヨークではハムサンドも有罪にできる」と言っており、どっかの国が元議員を逮捕しようとしているのと同じように、司法が武器化しているようですからね。
山羊座時代は権力側を暴走させます。
どうなるかは続報を待つしかない。
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