トランプ支持率が上昇、左派メディアのバイデン叩きが始まる――さて民主党側の対策とは?

The White House from Washington, DC, Public domain, via Wikimedia Commons

世論調査:激戦州でトランプ有利

中国にものすごい暴露が出てますけど、どうなんだろ。もしそれが事実としたら、これまでの辻褄が合っちゃいますが。

さて日本時間の昨晩、つまり米現地の日曜日、世論調査の結果が報じられてネットが騒ぎました。

思わずツイッターXにも投稿しましたが、左派メディアのニューヨークタイムズがシエナ・カレッジと共同で行った世論調査で、いわゆる激戦州と言われるスイングステート6州のうち5州で、ドナルド・トランプを支持する人がバイデンを上回りました。

6州とはネバダ、ジョージア、アリゾナ、ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンの6つです。なぜ激戦州かというと、他の州はほぼ傾向が決まってますから、このスイングステートの動向がどうなるかがポイントになるのです。

一番差が付かなかったペンシルベニアでさえ4%、他は5%以上の差が付いているので、誤差を考えたとしてもやはり米国民のバイデン政権に対する風当たりは強くなっているのが鮮明になっています。

一方、唯一バイデン支持が上回ったウィスコンシンでは、たったの2%しか差がつきませんでした。

複数の刑事起訴をされているのに、なぜここにきてトランプ支持が上がっているのか――もちろんバイデン政権の経済の悪化や戦争の影響は当然あります。

ただ以前このブログで書いてますが、トランプ氏はそろそろホロスコープの悪影響から抜け出しつつあるのです。

この調査で興味深いのは、今年81歳になるバイデンについて、有権者は「有能な大統領には年を取りすぎている」と答えた人が71%と圧倒的に多かったのに対し、77歳のトランプを高齢と見る支持者はわずか19%しかおらず、有権者全体でも39%だったことです。

たしかにトランプはいまだに演説でカンペなしで喋りまくりますからね。衰えたとは見えづらい。一方バイデン演説はワケのわからん嘘はつくし、転びまくるしですが。

Trump Leads in 5 Critical States as Voters Blast Biden, Times/Siena Poll Finds /New York Times

マイノリティのバイデン支持率が下がる

さらに調査では、バイデン政権の政策に「個人的に傷つけられた」と答えた有権者は過半数を占めており、不満が高まっている事を示しています。

年代別に見ると、30歳未満の有権者はバイデンをかろうじて1ポイント差で支持しているものの、ヒスパニック系有権者におけるバイデンのリードは1桁に落ち、都市部におけるバイデンの優位は地方におけるトランプ氏の優位の半分になりました。

今まで民主党が頼りにしていたマイノリティの支持が、ダダ下がりであることが露呈した形です。

バイデン政権は「民主主義だー、差別撤廃だー、多様性だー」を謳ってるんですけどね・・・

性別では、女性は依然としてバイデン支持が優位ですが、男性はトランプを2倍の差で支持しており、近年民主党の躍進を支えてきた男女間の優位性が逆転しています。

さらに民主党があれほどBLMを持ち上げていたにも関わらず、黒人のトランプ支持が多くなっています。

まあバイデン政権はあと1年ありますから、それまでに巻き返しが出来るのか。ただしバイデンファミリーの汚職追及が迫ってますから、そちらも目が離せない。

CBS世論調査でもトランプ優勢

さらに同日、同じく左派メディアのCBSニュースの世論調査も発表され、こちらもトランプ支持がバイデンを上回りました。

CBSの調査は細かい項目に及んでおり、2024年の大統領選挙でトランプが勝利すれば、経済的に有利になると考える有権者が圧倒的に多くなっている。

一方バイデンが勝てば、さらに経済的に不利になると考えている人が多い。もうバイデノミクスは見限られているようです。

また有権者は、現在アメリカでは「中間層や労働者階級よりも、富裕層が優遇されている」と考えていることもわかりました。差別をなくすんじゃなかったでしたっけ。


また「米国の戦争参加の可能性を減らし、世界の平和と安定を高めることができる」と見られているのは、バイデンよりも圧倒的にトランプが多かった。

まあバイデン政権というかディープステートは戦争やりたいでしょうから。(JFKまでさかのぼる話ですが)

If Trump wins, more voters foresee better finances, staying out of war — CBS News poll

ブルームバーグの世論調査も

もうひとつ、ブルームバーグとモーニング・コンサルタントの世論調査もあります。こちらは10月5日~10日にかけて行われたものです。

この調査も激戦7州(+ノースカロライナ)のものですが、ミシガンで同率だった以外はトランプがリードする結果となっています。

政策別では以下のような感じ。

不法移民対策、経済、犯罪、中国との関係、銃、ロシア/ウクライナ戦争、IT企業規制、インフラ、不動産、労働/組合問題などでトランプが支持されています。

ABCはバイデン後釜探しか

これらの左派メディアの世論調査を受けて、同じく左派ABCニュースの番組では急遽「バイデンの後釜探し」の議論が行われたようです。

ABCの番組『This Week』司会者のジョージ・ステファノプロス氏は「おそらく多くの民主党議員が、ジョー・バイデンは身を引いて、別の民主党議員を擁立すべきだという声が高まるだろう」と述べました。

パネラーの一人、AP通信のジュリー・ペイス氏は「カマラ・ハリスを見て、彼女が準備ができていると感じる人はいないと思う」と述べました。

また以前このブログで書きましたが、ワシントンポストのコラムニストのデビッド・イグナティウス氏が今年9月に「バイデンは2024年選挙に再出馬するべきではない」とする記事を書いています。

73歳になるという超ベテランのイグナティウス氏は完全にディープステート寄りであり、つまり民主党お気に入りの記者ですが、そのベテランが言っているだけに重みがあるのか。

他の民主党の大統領候補

民主党の大統領候補はジョー・バイデンだけではありません。ロバート・F・ケネディ・ジュニアは無党派に転向しましたが、まだ他にいます。

もともと作家のマリアンヌ・ウィリアムソン氏が出馬していました。2020年の大統領選挙でも民主党候補指名を目指しましたが、途中で撤退しており、2024年の再度挑戦を表明しています。

また最近出馬したのが、ミネソタ州選出の下院議員ディーン・フィリップス氏です。

フィリップス氏は民主党の中でも穏健派と言われていますが、まだ下院議員3期目に過ぎず、全国区ではほぼ無名です。11月1日発表のメッセンジャー/ハリスの世論調査で4%、同日のキニピアック大学の調査で6%の支持を得ていますが、いずれも3人中の3位です。

そのほかに有力な人材として、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事、ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事、イリノイ州のJ.B.プリツカー知事などの名前がありますが、今のところまだ手を挙げていない。

民主党の選挙対策

いずれにしてもバイデンの支持率が低下している傾向に、民主党はただ指を加えて見ているわけではない。むしろ着々と選挙対策をしてきました。

それは何か――民主党は不法移民に選挙権を与えて、投票させるよう企てているのです。

ちなみに日本では、外国人の投票権はごく一部を除き基本的に認めていない。なぜなら文化が違いすぎるからです。

左翼民主党はむしろアメリカ文化をぶっ壊したい。

2021年12月に制定されたニューヨーク市の「Our City, Our Vote」法では、たとえ不法入国者であっても、わずか30日間市内に滞在した労働許可証を持つ者なら、誰でも投票できると書かれているという。たった30日住んだだけで投票権が与えられてしまう。

すでにカリフォルニア州とメリーランド州も、非市民に選挙権を与えることを認めているようです。

マサチューセッツ州のボストン市議会は、不法入国し、一時的な保護資格を持つ移民を含む、新規入市者に投票権を認めることについて議論しています。

ワシントンD.C.では2022年11月に、30日間市内に居住していれば、非市民が投票できるようにする地方法を強行採決しました。

コネティカット州も法改正し、非市民が州および地方選挙で投票できるようにしたいと考えているとのこと。

これが以前から民主党が目論んでいた、不法移民を大量に受け入れている裏の目的の一つです。ただ漠然と入国させてきたわけではない。

彼らを票田にするのです。彼らは生涯民主党に投票してくれる――なぜなら米国に入国されてくれた恩人だからであり、たとえ不法入国であったとしても、移民を手厚く保護してくれる。

バイデン汚職調査がポイント

昨日の記事で書きましたが、ウォール・ストリート・ジャーナルはバイデンの汚職を叩き始めており、もはや左派メディアはバイデンから心が移りつつあるかもしれない。

ポイントになるのはこのバイデンファミリーの汚職調査で、これが弾劾まで進展するかどうか。

以前から書いているように、仮に弾劾まで進んだとしてもバイデンが有罪になることはないでしょうが、弾劾訴追されるということだけで、さらに支持率に影響が出るのは必至でしょう。

ちなみに下院監視委員会のジェームズ・コマー委員長はFOXニュースの番組で、バイデンへの召喚状は「”2ダース”近くになる」と言ってます。

2ダースて笑。


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2023年4月1日
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