FBIのトランプ家宅捜索は、ヤバい極秘文書を探すためだった?――ディープステートが必死になるワケ

マー・ア・ラゴに保管されていた文書/United States Justice Department, Public domain, via Wikimedia Commons

トランプ邸の強制家宅捜索が行われた理由

日本でも大きく報じられたように2022年8月、FBIはドナルド・トランプ氏のフロリダの自宅マー・ア・ラゴに強制家宅捜索に入りました。そこで機密文書が保管されていたとして立件した。

一方、同じくジョー・バイデン氏も故意に機密文書を持ち出していたが、「気のいいおじいちゃんで認知機能が衰えており、裁判で陪審員を納得させることは出来ないだろう」というワケのわからない温情理由で起訴が見送られています。

民主主義の国アメリカの素晴らしいダブルスタンダード。

そんなFBIのトランプ邸襲撃に新たな疑惑が出ています。もし事実であれば、なかなかのスキャンダルになるかもしれない。

というのも、実はFBIのトランプ邸家宅捜索には目的があったと言われてる。それは、ある極秘文書が収められたバインダーを探すことだったという。つまり機密文書の持ち出し違反はあくまで表向きだったということ。

なぜFBIは躍起になってこの極秘文書を探そうとしたのか?・・・その理由が暴露されたかもしれない。

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2024年2月9日

ロシアゲート事件

というのもこの極秘文書には、トランプ陣営がロシアと共謀して2016年大統領選挙に介入したという「ロシアゲート疑惑」にCIAが関与したことを示す「不利な証拠」が含まれていると言われているからです。

2016年の選挙でトランプ氏の対抗馬だったヒラリー・クリントン氏は、3月にウィキリークスにより私的メールを暴露された。これによりヒラリー陣営はメディアに叩かれ、徐々に劣勢になっていきます。

そんな中、裏でロシアゲートの陰謀を画策していた。ヒラリー陣営及び民主党は、このでっち上げでトランプ氏を貶めようと企てた。

しかしこの陰謀は、後にジョン・ダーラム特別検査官の調査によって、民主党やヒラリー・クリントン陣営が仕立てた「でっち上げの大ウソ」だったことが暴かれています。

このデタラメなロシアゲートを報じたワシントンポストとニューヨーク・タイムズの記者は、ピューリッツァー賞を受賞しています。なぜウソだと分かった今、賞を剥奪されないのか。

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2023年5月16日

ロシアゲートにCIAが関与していたか

かつてツイッターファイルを公開したジャーナリストのマイケル・シェレンバーガー氏、マット・タイビ氏、アレックス・グーテンタグ氏らは、ロシアゲートにCIAが関与しているとの情報を得たという。

そして2月13日にそれを暴露した。

「複数の信頼できる情報筋によれば、CIAは外国の同盟国に26人のトランプ関係者をスパイするよう依頼したという。」↓

シェレンバーガー氏は下院情報特別委員会(HSPCI)に近い情報筋から聞いた話として、ワシントンDCの極秘の場所に保管されていたバインダーが謎の失踪を遂げたと述べた。

トランプ氏は大統領在任中に、この文書すべての機密解除をしていたもよう。

なぜトランプ氏がこの文書の機密解除をしたのか、これによって明らかになった。

CIAはファイブ・アイズ諸国にスパイを依頼

報告によると、オバマ政権時代のCIA長官ジョン・ブレナン氏がトランプ関係者26人を特定し、それらをスパイするために外国の情報機関を違法に動員していたという。

CIAを含む米国情報コミュニティ(IC)は、アメリカの友好国であるイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのいわゆる「ファイブ・アイズ」に、彼らをスパイする許可を与えた。

これによって26人のトランプ関係者は、ファイブ・アイズの諜報員からマークされることになった。ICはそうして入手された情報を米機関と共有するよう依頼していたという。

中でもイギリスの政府通信本部(GCHQ)は、イギリス、オーストラリア、イタリアに諜報員を送り込み、2016年3月の時点でこれらのトランプ関係者と接触していたとのこと。

これらの陰謀を記録したものが、極秘バインダーの文書に記録されているというのです。しかしそれが無くなっている。

FBIはこれを探すのに必死だという。

消えたバインダーの謎

CNNは2023年12月15日、「消えたバインダーの謎」という記事を報じています。

The mystery of the missing binder: How a collection of raw Russian intelligence disappeared under Trump /CNN

記事によると、このバインダーはヴァージニア州ラングレーにあるCIA本部でのみ閲覧することができたという。

それによるとバインダーがホワイトハウスで最後に目撃されたのは、トランプ大統領の任期最後の数日間だったとのこと。というのもトランプ大統領は、FBIのロシアゲート捜査に関連する多くの文書の機密指定を解除するため、このバインダーをホワイトハウスに持ち込むよう命じていた。

その通りに退任前日の2021年1月19日、トランプ大統領はバインダーの内容のほとんどを機密解除しました。これらは黒塗り編集されたコピーが複数作られ、共和党議員らに配布される予定だったという。

しかしホワイトハウスでは混乱が起こった。なぜか慌ただしくコピーが回収されたというのです。

その混乱の中、機密情報が記録されたバインダーの未修正版が紛失した。そして紛失の経緯は謎に包まれたままだという。

トランプ大統領の補佐官だったマーク・メドウズ氏の側近の一人キャシディ・ハッチンソン氏は著書の中で「あのバインダーは大失敗だった。あのバインダーは機密情報で溢れている」と書いているという。

もし事実なら大スキャンダル

シェレンバーガー氏は情報筋から(バインダーは)「トランプの保険証と呼ぶべきものだ。バインダーはロシアゲートのロードマップだからだ」と聞いたという。

これらを証明する極秘文書の存在が明らかになれば、複数の米情報当局者がスパイ行為や選挙干渉を禁じる法律を破った証拠となる可能性があります。

そしてトランプ氏やその関係者は、完全な被害者だったことがここでも証明される。

「ディープ・ステートは、オバマのCIAがどのようにロシア・デマを仕組んだかを示す、紛失した極秘バインダーを見つけようと躍起になっている 」↓

「このバインダーがFBIがマー・ア・ラゴを急襲した理由であるとの憶測が広まっている。しかし、もしこのバインダーの中に、生の情報が含まれている可能性があり、米国政府、CIA、米国政府の情報機関がロシアとの共謀デマを主導したことを示す情報が含まれているのだとしたら、それは極めて重大な情報であり、もしFBIが偽情報の隠蔽を続けるためにこのバインダーを取り戻しに行ったのだとしたら、この件にさらにドラマチックな波紋が広がることは明らかだ。」

「情報機関が、ある政治家候補に対して武器化され、そのために外国の同盟国を利用したというようなことは、この国の歴史上聞いたことがない。これほど重要で劇的な話はない。」

以前から話が出ていた

話の流れからして、トランプ氏はロシアゲートのでっち上げを「公開してやろう」と思っていたのは想像に難くない。そのための機密解除だったのは明らかです。

しかしバインダーは持ち出されたのか、あるいはそれが今どこにあるかは分からないという。FBIは前例のないトランプ邸強制家宅捜索までやったが、どうやら空振りに終わった。

この話は以前から出ていたものの、しかし左派メディアは報じなかった。

2019年12月に元シークレットサービスの特別捜査官だったダン・ボンジーノ氏が、CIAのジョン・ブレナン長官らが「オバマの政敵に関する情報を集めようとしていた」と語っています。

そのプロセスにおいて、ファイブ・アイズから情報を得ることができるのを発見したという。もともとテロリストや国際犯罪者の追跡を助けるために設立されたファイブ・アイズでしたが、今回はオバマの政敵に対して使われたと語りました。

‘This IS the Scandal’: Dan Bongino Explains How John Brennan’s Office Became Ground Zero in the Russian Collusion Scandal /Red State

また保守派のインフルエンサーである通称「DC_Draino」=ローガン・オハンドリー氏は、極秘バインダー文書を機密解除した時のトランプ大統領の署名入り書簡をツイッターXに投稿していました。

「マー・ア・ラゴを急襲した理由がわかっただろう。犯罪の証拠を盗み出すためだ。」↓

シェレンバーガー氏はFOXニュースに対し、近々発表される報告書にはもっと詳しいことが書かれていると語っています。

ぜひ次の報告書を待ちたい。

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