【再逆転】FBI長官、バイデン汚職に関する文書の提供を許可、侮辱罪は一時停止に

FBIレイ長官、侮辱罪に屈したか

再三お伝えしている話題ですが、二転三転四転しております。

というのも土壇場になって、FBIのクリストファー・レイ長官が再度FD-1023フォームのアスセス許可を申し出たという。

下院監視委員会は現地6月2日にレイ長官と合意し、いったんは6月5日にFD-1023フォームを委員全員にアクセスを提供することに合意していました。

しかしすでにお伝えしたとおり、土壇場になってレイ長官はちゃぶ台をひっくり返し、アクセスを拒否したのです。↓

FBIレイ長官の議会侮辱罪の手続き開始、バイデンファミリーの汚職調査文書を提出せず

2023年6月6日

これを受けて、下院司法委員会の委員長ジェームズ・コマー議員は、予定通りレイ長官に対して議会侮辱罪の手続きを進めるとし、6月8日に侮辱罪の適用を採決する予定になっていました。

しかしまたもや前日になって、FBIがふたたびフォームのアクセスを委員会に許可すると申し出たのです。これを受けてコマー議員は、議会侮辱罪の手続きをストップしたという。

内容はバイデンとウクライナの取引に関すること

FD-1023フォームとは、当時のバイデン副大統領が、政策決定に影響力を行使する見返りに、海外から賄賂を受け取っていたとする汚職スキームをFBIがまとめた文書で、内部告発者によりその存在が明かされていました。

コマー議員はすでにこのフォームの編集版を閲覧済みで、内容はバイデンファミリーとウクライナとの間で行われた取引に関係しているものであり、2020年6月30日付の文書である事を明かしていました。

「この1023フォームは、ウクライナのビジネスパーソンに関わるもので、当時の副大統領ジョー・バイデンに多額の賄賂を送ったとされています」とコマー議員は述べています。

この疑惑が、ウクライナのエネルギー会社ブリスマ・ホールディングスのオーナーだったミコラ・ズロチェフスキー氏に関するものかというJust the Newsの問いに、コマー議員は

「名前は編集されていた」と答えています。

副大統領が賄賂を受け取ろうとした「信じがたい話だ」

コマー議員によるとこの情報は、ウクライナの実業家が米国の政策決定にジョー・バイデンが影響を与えることの見返りとして、バイデンファミリーに500万ドルの賄賂を支払うというものだと述べています。

「最初に読んだときは、信じがたい話だった。」

「アメリカの副大統領が、外国人から賄賂を受け取ろうとし、その国の会社が、当時は汚職の多さ以外には何も指摘されていなかったのに、お金をトンネル会社やさまざまな銀行を通じて、誰にも知られないようにマネーロンダリングするよう依頼したことは信じがたい」

またFBIがこの贈収賄疑惑を適切に調査しなかったことは、財務省が疑わしい銀行取引(SAR)についてほとんど調査しなかったのと同じパターンだ、と述べました。

情報提供者はFBIに信頼されていた

チャック・グラスリー議員によると、FD-1023フォームの情報提供者はFBIに高く信頼されており、数年間で20万ドルに及ぶ報酬をFBIから得ていたという。

そしてこの情報提供者が、長年FBIに勤めていたことを示しているといい、オバマ政権時代にも活動していたと伝えられているという。これに対してFBIは、何も反論しなかったようです。

「FBIの情報源は、FBIから少なくとも20万ドルを支払われていると言うことができる。高額の支払いは、明らかにFBIが情報提供者を信頼でき、評判が良いと考えていることを意味している。」

また私のツイッターでも書きましたが、アンナ・パウリナ・ルナ議員は、FBIの情報提供者の正体が明かされれば、殺されるかもしれないとFBIが恐れていると主張しました。

今度こそ

今度こそ、約束通りFD-1023フォームのアクセスが渡されることを期待したいものですが。

世界に影響力のあるアメリカの副大統領が、政策の見返りとして海外から賄賂をもらい、それを自分の家族に分配していたなどというのが事実だとすれば大問題です。

それこそ岸田氏の息子が首相官邸で宴会をやっていたなどという話とは、レベルが段違いです。

ただ今のアメリカが普通じゃないのは、おそらく司法省はバイデンを庇って、お咎めなしに持っていこうとするストーリーが当たり前のように予想されてしまう事です。

まあ今後の展開を見守りましょう。


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