イスラエルが4回目の追加接種を進めるも、専門家が逆効果の可能性を指摘――免疫力が疲労する

イスラエルが4回目の追加接種を検討

イスラエル政府が急激に広がるオミクロン株を封じ込めるため、4回目のワクチン接種を承認するかどうか検討しているとのことです。

政府にアドバイスをする専門家委員会は、不確実性を認識しつつ、4回目の接種がもたらす恩恵はワクチンの危険性を上回るとして4回目接種を推奨しました。

ナフタリ・ベネット首相は4回目の予防接種を支持し、保健相は今週末までに開始する可能性を示しました。

免疫システムの疲労を引き起こす

しかし科学者の中には、この計画が逆効果をもたらすかもしれないと警告している専門家もいるといいます。

それによると、あまりに多くの予防接種をすると、ある種の免疫システムの疲労を引き起こし、コロナウィルスと闘う身体の能力が損なわれるかもしれないとしています。

イスラエルの専門家は、8月に始まった3回目の接種を受けた60才以上の人たちの免疫力が低下している、と指摘しているとのこと。

ニューヨークタイムズが入手したイスラエルのデータによると、3回目の接種から4~5ヶ月以内に60才以上の感染者が2倍になっていると伝えています。

いち早く3回目を導入

イスラエルは積極的にワクチン接種を推し進め、2020年12月に2回目を開始しました。2021年春には国民のほとんどがワクチンを接種した世界で最初の国になっています。

そして夏には3回目のブースター(追加接種)をいち早く導入しています。にもかかわらずその効果は疑問でした。

現在イスラエルは国境管理を強化し、ほとんどの外国人渡航者を入国禁止しているようです。

イスラエルの諮問委員会は、60才以上の人・免疫力の低下した人・医療従事者などに3回目の4ヶ月後に4回目の接種を行うよう勧告しています。一方、一般の人に関してはまだ推奨していません。