これほど完全に失敗した例を見たことがない
バイデンの司法省はトランプ氏を調査する特別検察官を任命しました。2024年の出馬にかなり焦っているんですかね。
ただ今回の出馬は保守系メディアでさえネガティブに報じてますし、共和党内でも反対派がいますから、トランプ陣営にとってけっこうタフな戦いになりそうです。
さて仮想通貨取引FTXが破綻した問題がますます広がっています。
同社のCEOを引き継いだジョン・レイ氏は「これほど完全に失敗した例を見たことがない」と発言しています。
レイ氏は2001年に破綻したエンロン社の精算も務めたこの分野のエキスパートと言われていますが、FTXについて「40年にわたる法律と再建の経験において、今回ほど企業統制が完全に失敗し、信頼できる財務情報が完全に欠如している状態を見たことはない」と述べました。
「経験も浅く、荒削りで、潜在的に危険な個人による、ごく少数のグループに支配権が集中していた」といい、「会計、監査、資金管理、サイバーセキュリティ、人事、リスク管理、データ保護、その他が、私が就任する前には存在しなかった」と述べています。
またFTXのかなりの資産が、行方不明もしくは盗難に遭っている可能性がある、と明かしています。破産が申請された日に、同社の口座から少なくとも3億7200万ドルの不正な送金があったという。
これらの資金はどこへ行ったのか?
Never seen 'such a complete failure' of corporate controls, says new FTX CEO who also oversaw Enron bankruptcy https://t.co/EZMtR6zD9k
— CNBC (@CNBC) November 17, 2022
世間のイメージは「ほとんど演技だぴょーん」
FTXの共同創業者兼CEOだったサム・バンクマン=フリード氏(以下SBF)は、Voxのケルシー・パイパー記者のインタビューの中で、彼が公言していた倫理観は”ほとんど演技”だったことを暴露しました。
SBFといえばこれまでメディアなどで、ビーガンで、気候変動を危惧し、あらゆる正義を支持し、慈善活動に寄付する人物、などと聖人君子的に持ち上げられてきましたが、そうしたイメージは「馬鹿げたゲームだ」と自白しました。
SBF「評判というのは、ある程度そうでなければならないんだ。我々Wokeの西洋人たちがやっているこの馬鹿げたゲームで、正しいことばかり言うことでみんなに好かれるんだから、それに騙された人たちはかわいそう」
Sam Bankman-Fried’s crypto empire fell apart. He opened up to Vox about what he did, and how much of what he said along the way was true. https://t.co/pHTedt6q72
— Vox (@voxdotcom) November 17, 2022
実際、オフィスとして利用していたバハマの4000万ドルのペントハウスは、タイガー・ウッズやジャスティン・ティンバーレイクなどが所有するリゾート地にある豪華な物件で、FTXの資金で購入されたと言われています。
また社員や顧問の自宅や私物の購入にもお金がつぎ込まれていたという。ガバナンスなど存在せず、ユルユルだったようです。
FTXとコロナパンデミックとの関係
そんな中、FTXとコロナパンデミックとの関係が掘り起こされています。これは2年前から培われてきたと言われています。
今年3月にニューヨークタイムズが、イベルメクチンはコロナ治療に「効果がない」という研究を報じました。FTXは、この研究に資金提供していたという。
Breaking News: Ivermectin failed as a Covid treatment, a large clinical trial found. The drug surged in popularity despite no strong evidence that it worked. https://t.co/mvTqgZ5DR8
— The New York Times (@nytimes) March 30, 2022
この研究はただのワクチン推進のプロパガンダだったのでは。
というのも以前このブログで取り上げたように、NIH(米国立衛生研究所)の公式サイトでは、コロナウィルスの治療薬として正式に「イベルメクチン」を挙げているのです。
兄弟でコロナ政策に資金提供
またSBFの弟ゲイブ氏は、コロナ対策の非営利団体「Guarding Against Pandemics」を設立・運営しており、兄のSBFと共にコロナの研究プロジェクトに少なくとも7,000万ドルを提供しているという。
Guarding Against Pandemicsは、政府のパンデミック対策の予算を増やすための法案を支持するため、2020年に設立されています。
同団体は、議会やホワイトハウスのロビー活動に100万ドル以上を費やしたという。少なくとも26人のロビイストを雇い、パンデミック対策費を含む法案を支持する広告を出稿していたとのこと。
またカリフォルニア州で1,200万ドル、オレゴン州で1,100万ドル以上、モンセフ・スラウイ氏の書籍に15万ドルの資金提供をしているようです。
他にもFTX未来基金は、次世代のコロナワクチンの開発を目指すバイオベンチャー企業HelixNanoに1,000万ドル、プラスチック表面からウイルスを除去する方法を研究するオタワ大学の科学者に25万ドル、ジョンズ・ホプキンス健康安全センターで法学部を卒業した学生の就職支援として17万5000ドル・・・などの資金を提供しているという。
さらにSBFとゲイブ氏の兄弟は、政治活動委員会「Protect Our Future」を支持し、パンデミック予防を推進する民主党候補に約2,800万ドルを提供していたとのこと。
The COVID/Crypto Connection: The Grim Saga Of FTX & Sam Bankman-Fried https://t.co/0Rfm8XDveV
— zerohedge (@zerohedge) November 19, 2022
今後追求されるか
こうした資金によってコロナ政策が作られ、SNS企業と結託して推進されたとしたら、どうしたものでしょう。
それによって自由を失い、仕事を失い、生活を奪われた人もいますからね。また反論した医師や科学者の中には、ライセンスを剥奪された者もいます。
またFTXとウクライナ政府が協力して支援金を募り、その資金が民主党に流れていたマネロン疑惑も出ています。
ただ今後に向けて幸いなのは、中間選挙で共和党が下院の過半数を獲得したことです。これでFTXの疑惑が追及されるかもしれません。(共和党の中にも、SBFから献金されている議員がいますが)
前から言っていますが、この問題は今後も広がるでしょう。
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