崖っぷちバイデン――オバマと密会していたと報道

バラク・オバマ&ジョー・バイデン/The White House from Washington, DC, Public domain, via Wikimedia Commons

マイノリティのバイデン支持率が惨敗

歴史的にこれまで民主党はマイノリティや若者の支持者が多く、それが強みとなっていた。その要因はリベラル政策を謳っているからです。

ところが先ごろニューヨークタイムズとシエナ・カレッジが行った世論調査で、それらの岩盤支持が崩れていることが明らかになりました。

調査によると、トランプ氏の政策が”個人的に役立った”と答えた有権者は、バイデン氏に比べてはるかに多かった。

どちらの政策が個人的に役立ったかという質問で、
【人種別】
全体
・トランプ:40%
・バイデン:18%

白人
・トランプ:44%
・バイデン:19%

黒人
・トランプ:26%
・バイデン:17%

ヒスパニック
・トランプ:37%
・バイデン:15%

【年齢別】
18~29歳
・トランプ:28%
・バイデン:10%

30~44歳
・トランプ:41%
・バイデン:16%

45~64歳
・トランプ:41%
・バイデン:16%

65歳以上
・トランプ:38%
・バイデン:20%

全てのカテゴリーにおいて、トランプ氏の圧勝でした。ネットに影響を受けやすい若者でさえバイデンを見放している。

ちなみにバイデン氏の政策が”自分を傷つけた”と答えた有権者は43%で、トランプ氏のほぼ2倍だったという。

しかも女性有権者においても、トランプ氏の政策がバイデン氏の政策よりも役に立っていると答える割合が20ポイントも高かったとのこと。

https://www.nytimes.com/2024/03/04/us/politics/trump-biden-policies-help-hurt.html

極左メディアCNNさんは、この結果に憤慨しております。彼らはトランプを追い落とすことが生きがいですから。だから視聴者が離れるんですけど。

バイデンはオバマと密会していた

このままいくと、”奥の手”を使わない限り今年の大統領選挙はバイデン陣営にとって厳しいものになるかもしれない。

先日の記事でバイデン大統領とオバマ氏の関係について書きましたが、バイデンはオバマ氏のことをライバル視しているという。

しかし最新の情報によると、両者は選挙対策のために少なくとも2回密談していたとのこと。

TIME誌が新たに報じたところによると、バラク・オバマ元大統領は少なくとも2回、バイデン大統領と内々に会談し、2024年の選挙で敗北する可能性があるとの懸念を示したという。

記事では民主党議員の話として、オバマ氏は2023年6月にバイデン氏と密会し、再選の可能性について警告を発したと伝えています。

このときオバマ氏はバイデン大統領に、

  • 2024年にドナルド・トランプを倒すのは難しくなるだろう
  • 国のムードは険悪だ
  • 不幸な有権者を説得するのは難しいだろう
  • 選挙戦をトランプへの審判とするためにもっと積極的に動く必要がある

などのアドバイスをしたというのです。

「Stuck」とあります。沼にハマっちゃったのかな。

https://time.com/6958784/biden-campaign-strategy-problems-2024/

2回目の密会

オバマ氏は、バイデン大統領がこのアドバイスを真摯に受け止めたと信じ、その場を去ったという。

しかしその後6ヶ月経っても、改善の兆しはほとんど見られなかった。

12月にオバマ氏はバイデン氏に要請されてホワイトハウスに入り、またアドバイスすることになった。このときの助言は、より切迫したものだったとのことです。

オバマ氏は

  • 現場での再選キャンペーンの作戦展開が予定より遅れていること
  • バイデンがウエスト・ウイング(ホワイトハウス西棟)に集まった偏狭なアドバイザー集団に頼ることに固執していることがネックになっている

等を懸念し、バイデンチームがまとまらなければ、トランプは11月に7つの主要激戦州を席巻するだろうと示したという。

それから3ヵ月が経ち、すでに2024年の総選挙が始まっているものの、上の世論調査が示す通りバイデン氏はまさに窮地に立たされている。

有権者は、バイデン氏の政策、リーダーシップ、年齢、能力について懸念を示しており、2020年に勝利に導いた黒人、ラテン系などマイノリティにおける民主党の歴史的優位は、公民権運動以来の低水準にまで低下しているのです。

しかもトランプ氏は数々の起訴をされているにも関わらず、というか起訴されればされるほど支持率が上がるという、まさに民主党にとって悪夢のような存在になっています。

「テフロン・ドン」

ここ何年も、左派とメディアはトランプ氏を陥れようとでっち上げを画策してきた――ロシアゲート、2度の弾劾、1月6日国会議事堂事件とその調査委員会、数々の起訴や訴訟など数えたらきりがない。

しかし彼らが潰そうとすればするほど、トランプ氏はめげるどころかさらにタフになり、支持率が高まってしまう。

そのためトランプ氏は「テフロン・ドン」と呼ばれています。もちろんいい意味で。

つまりテフロン加工されたフライパンのように、非難・批判にあっても傷つかない人という意味。ドン(Don)はドナルドから来ていると思われる。

いまバイデン陣営は、そんなトランプ氏を見習って罵倒作戦を開始したという。

トランプ氏は選挙のたびにライバルをコキ下ろしてきた。「嘘つきテッド」「リトル・マルコ・ルビオ」「曲がったヒラリー」「クルックド・ジョー」

最近バイデン陣営はそれを真似して、トランプ氏を「ブローク・ドン」と呼ぶ電子メールを配信したという。「テフロン・ドン」をもじったものか。

そのメールによると、「トランプは資金集めもできず、選挙運動もせず、囚人や陰謀論者に選挙運動をさせている」と主張しているとのこと。

確かに資金集めでは民主党に負けているが、トランプ氏は最近Truth SOCIALの合併が決まり上場が承認されたので、数十億ドルを手にすると言われている。

まあ相手を罵倒する能力において、バイデン氏がトランプ氏に勝てるとも思えませんが。なにせ双子座の太陽天王星、生まれ持った天賦のものがある。

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2023年4月1日
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