「バイデンの後ろにいるのはオバマとヒラリーだ」
トゥルシー・ギャバード元議員がXのタッカー・カールソン氏のインタビューに出演し、バイデン大統領には黒幕がいることを示唆しました。
元連邦下院議員で2020年大統領選挙の民主党代表の座を争ったギャバード氏は、「ジョー・バイデンが実際には国を動かしていないことは、想像の飛躍ではない」と語りました。
カールソン氏に「バイデンを操っているのは誰だと思うか」と聞かれたギャバード氏は、
「ヒラリー・クリントンとバラク・オバマは今、大統領職には就いていないが、彼らは依然として下される決定に影響を与える絶大な権力を行使し続けている」と答えた。
ジョー・バイデン政権にいる人々を見れば、それが真実であることは想像の飛躍ではない。彼らはオバマ大統領やヒラリー・クリントンの右腕だった人たちだ。
ヒラリー・クリントンは先日、こう語っていた。”私は毎日ホワイトハウスと話をしています”と彼女は言った。
多くの人々が、わが国がこれまで見た中で最も過激で覚醒したホワイトハウスだと言うこのホワイトハウスから出てくる政策の背後で、誰が影響を及ぼしているのか、衝撃も驚きもない。
Ep. 84 Tulsi Gabbard could be the next vice president. Here’s what she believes. pic.twitter.com/ArQkIYNxw6
— Tucker Carlson (@TuckerCarlson) March 25, 2024
トゥルシー・ギャバードについて
かつて民主党員だったギャバード氏は、21歳でハワイ州の州議会議員を務めた「ハワイ史上最年少で選出された議員」であり、当時アメリカの州議会史上最年少の女性議員だったという。
ハワイ州議会に務めていた時にハワイ州陸軍に入隊し、イラクに1年間派遣されています。その後クウェートにも駐留し、クウェートの軍事施設に入所した最初の女性兵士の一人だったという。
軍では戦闘医療バッジや功労勲章を授与され、中佐まで昇進しています。
2011年よりホノルル市会議員を務めた後、2013年からはハワイ州選出の連邦下院議員として4期務め、RNC(民主党全国委員会)の副委員長にも選出された民主党のホープでした。
2020年大統領選挙では初の女性退役軍人として民主党候補の座を争い、現副大統領カマラ・ハリスよりも代議員数を獲得しましたが、結局ジョー・バイデンがその座を得ることになった。
ギャバード氏は民主党全国大会に招待されないなどの嫌がらせを受けたという。
2022年10月に民主党を離脱しましたが、当時ツイッター(現X)で民主党の指導者たちを「臆病なヲタク主義、反白人差別主義、(信仰や精神性を持つ人々への)敵対心、核戦争への引きずり込み」などと非難した。
彼女は2022年の中間選挙では共和党の候補者を支持しましたが、共和党に鞍替えしたわけではなく、今のところ無所属です。
オバマから定期的にアドバイスを受ける
先日取り上げましたが、バイデン大統領はオバマ氏と密会していたという。バイデン氏はオバマ氏に選挙についてアドバイスを得ていたとのこと。↓
さらにギャバード氏の見解を裏付けるようにニューヨークタイムズが、バイデン大統領の背後にはバラク・オバマ氏がいることを報じています。
それによるとバイデン大統領はオバマ氏に定期的に電話をかけ、アドバイスを受けているという。一方オバマ氏の方も、バイデン氏がトランプ氏に敗北することを”常に”心配してきたとのこと。
しかもオバマ氏は、自らホワイトハウス首席補佐官のジェフリー・ザイアント氏やバイデン陣営の幹部に電話をかけ、戦略を練ったりアドバイスを送ったりしているとのことで、つまり黒幕的役割であることを示している。
Barack Obama, fearing a Biden loss to Donald Trump, is making regular calls to the White House to strategize and give advice. https://t.co/8dkddzPojV
— The New York Times (@nytimes) March 26, 2024
https://www.nytimes.com/2024/03/26/us/politics/obama-biden.html
オバマとバイデンの関係
ただ2人の関係は、いつもこうだったわけではないようです。
バイデン氏は2016年大統領選挙に出馬を考えていたが、オバマ氏との話し合いの結果、オバマチームが推していたヒラリー・クリントンのために身を引いたという。
この決定が、バイデン側近たちとオバマチームとの間に亀裂を生んだようです。
そもそもオバマ氏とバイデン氏が打ち解けるには時間がかかったという。バイデン氏は2008年の大統領選挙キャンペーンで若くて経験不足のオバマ氏をサポートするため、ワシントンDCのベテランとして副大統領に迎えられた。
しかしバイデンチームはその頃から、オバマチームがアドバイスを受ける気がないことを感じていたという。ハーバード大卒の頭脳集団であるオバマチームから格下扱いを受けているという不満があったと書いている。
2人の関係が変わったのは2015年5月に長男のボー・バイデンが亡くなった時で、そこから家族的なものへと変化する転機になったという。
そして現在では、今年11月にトランプ氏を打ち負かすことが急務だと考えていることから、スタッフ間の不信感も解消されているとのことです。
なぜオバマは英首相を訪れたのか
オバマ氏は3月18日にイギリスのリシ・スナック首相と会談したことがわかっています。退任した米国大統領がなんのために?
たまたまベルギーのイベントに出席したついでだったようですが、この日オバマ氏がロンドンのダウニング街10番地にあるイギリス首相官邸を訪れたことで、さまざまな憶測を呼びました。
オバマ氏は記者の質問にも答えず、SNSではなぜわざわざ英国に行ったのかといぶかしむ声が相次いだ。
その後イギリス首相官邸が「国際問題やAIなど、さまざまな問題について話し合われた」と声明を出しましたが、だとしたらなぜ現職のバイデン大統領と話し合わずにオバマ氏なんでしょう?
アドバイスだけならまだしも、このように具体的に行動をしているとすればやはり黒幕というのはホントなのか。
Former President Obama visited No. 10 Downing Street for an “informal” meeting with United Kingdom Prime Minster Rishi Sunak. https://t.co/tGVdwaLoXF pic.twitter.com/QuUQfPzOBo
— The Hill (@thehill) March 18, 2024
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