ファウチ博士、コロナ自然発生説に対して「いや納得してない。中国を調べるべき」と言い出す――以前は否定

ファウチ博士が前言撤回か?

今日か明日あたり、またベリタスからFBのリークが出そうです。

さて最近ちょっとフェーズが変わって、なにかがぶり返す、という天体暗示があります。

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士が「中国で何が起こったのか調査するべきだ」と唐突に言い始めてます。

2020年5月にファウチ博士は、ウィルスが武漢の研究所施設から発生したという説を否定しているのですが、どうなんですかねこれ。

2019年11月に研究者が治療を受けたていた?

これに関して興味深いことに、昨日ウォールストリートジャーナルが、すでに2019年11月に武漢のウィルス研究所の研究者3名が、病院で治療していたことを報じています。(なんの治療かは不明)

一般的には2019年12月8日に、最初のコロナウィルス感染者が発見されたとされています。

記事によると、この情報はこれまで未公開だったアメリカの諜報機関の報告書により明らかになったようです。しかしこの情報源の信憑性に関して、さまざまな意見もあるとのこと。

中国・WHOは否定

2019年秋に研究所の研究者がなんらかの治療していたこと自体は事実のようです。WHO調査チームのマリオン・クープマンズ博士はNBCニュースに対して「通常の季節の病気」だったと言っています。

さらにトランプ政権時代の国務省の報告書でも、2019年秋に研究者数名が体調を崩したと報告していたようです。バイデン政権はこの報告書を否定していないといいます。

これに対して中国は、ご存じのように研究所から流出した説を否定しています。

また2021年2月にWHOが派遣した調査チームは「研究所からウイルスが流出した可能性は極めて低い」と報告しました。

しかし米国、ノルウェー、カナダ、英国その他の国々はこの報告に懸念を示し、さらなる調査とデータへのアクセスを求めています。

「中国で何が起こったのか、調査すべきだ」

さて冒頭のファウチ博士の発言ですが、5月11日に行われた「United Facts of America」というイベントでのものだったようです。すでに2週間ほど経過しているのに、今になって報じられているのは興味深い事です。(ほとんどのメディアはノーマークだった)
これも「ぶり返し」ですかね。

このイベントで「COVID-19の起源についていまだに謎が多いので、自然発生した説に確信があるのか、お尋ねしたい」と問われたファウチ博士は

実際ノーだ。
私はそれについて納得していない。中国で何が起こったのか、引き続き全力で調査すべきだと思う。

確かに調査員達は、動物から発生して人間に感染した可能性が高いと言っているが、他の可能性もあるので、我々はそれを調べる必要がある。

だから、それが私がウィルスの起源を調べるどんな調査にも完全に賛成だと言った理由だ。

と答えたようです。

おやおや今までの意見どこ行ったんですか?というツッコミは横に置いときましょう。

国立衛生研究所が武漢研究所に資金提供か?

これに先だってランド・ポール上院議員は公聴会で、武漢の研究所に国立衛生研究所(NIH)からの資金が流れていると、ファウチ博士に詰め寄りました。

NIHはNIAIDの上位組織であり、ファウチ博士はNIHの医師でもあります。

ファウチ博士は「NIHは武漢研究所に資金を提供したことはなく、現在もしていない」と否定していました。

6年間で計740万ドルの資金が投じられた?

しかしNewsweekによると、NIHはウイルス研究のために、武漢研究所や他の科学者に6年間で計740万ドルの資金を提供したと報じています。

記事によると、このプロジェクトは2014年にスタートしたといい、第一段階はウィルスについての研究に370万ドルの予算が投じられたと伝えています。このプロジェクトは2019年に終了したとのことです。

同年にスタートした第二段階は、ウィルスの変異や人間への攻撃についての研究で、同じく370万ドルが投じられたようです。別のメディアによると、NIHがこのプロジェクトを中止したのは2021年4月24日だったとしています。

話題のぶり返し

いままでハッキリしなかったコロナウィルスの起源についての話題が「ぶり返し」ています。それがこのタイミングというのは興味深いです。

いずれにしても世界中に甚大な被害をもたらしたウィルスですから、遅かれ早かれ各国からの追求は不可避なのではないでしょうか。今は感染対策が優先ですが、落ち着いたらいずれ出てくる話だったのでは。

今後どのような動きがあるのか、注目かもしれません。


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