中国国安部のドン・ジンウェイ副大臣が米国に亡命したとの噂
さて中国でかなりの地位だった高官が米国に亡命したとの噂が広がっていますね。もし事実なら物議になるかもしれません。
なぜなら、この人物は国家安全部の副大臣だったドン・ジンウェイ(董経緯)氏だと言われているからです。このレベルの中国高官が亡命するのは、歴史上初めてのことだといいます。
Reports that a top Chinese official defected to the U.S. have swept Chinese-language media this week. The alleged reason? Sharing sensitive information about COVID-19 origins https://t.co/bUfmYfuuIl
— The Daily Beast (@thedailybeast) June 17, 2021
米国内の論調が変わったのはそのせい?
米国司法省によると、国家安全部(国安部)はFBIとCIAを合わせたような機関で、諜報活動・対外情報の収集・政治的安全を担当しているとのことです。
この部門のナンバー2ということは、国家レベルの機密を知っている可能性があります。この人物がコロナウィルスに関する情報を米国に提供したと言われています。
そのため最近になって、コロナウィルスが武漢ウィルス研究所から流出したという説が浮上し、バイデン政権や左派メディアの姿勢が変わったとも言われていますが、どうなんでしょう。
亡命の経緯
もちろんまだ噂の段階であり、現時点で事実かどうかは定かではありません。
最近、中国の反体制メディアやSNSで、2月中旬にドン・ジンウェイ氏と娘のヤン氏が2月10日頃、香港から米国に亡命したとの噂で盛り上がっていたといいます。
娘のヤン氏はアリババの幹部で、中国のECサイト「TMall」を経営するジャン・ファン氏の元妻だと言われています。
また中国国務院の公式ウェブサイトにある国家安全部のページから、副大臣の名前が無くなっているといいます。
ただ中国は認めないでしょうね。
DIAはドン氏の亡命を隠していた?
保守系メディア「RedState」の記事によると、ドン・ジンウェイ氏はカリフォルニアに到着した後、米国防情報局(DIA)に連絡したと伝えています。
その際にドン氏は、自分が亡命者であること、中国の内部情報を提供できることを伝えたといいます。その後2週間ほど身を隠した後、DIAの保護下に入ったと報じています。
2021年3月に、アラスカ州で米中首脳会議があったことを覚えている人もいるかと思います。このときに、中国側の王毅外相と楊潔篪外交担当がドン氏の返還を要求したといいますが、米国のアンソニー・ブリンケン国務長官がそれを拒否したという話があるようです。
しかしRedStateによれば、ブリンケン国務長官はこの時、ドン氏が米国にいることを知っておらず、ウチには来てないよと伝えたというのです。
実際、DIA以外の人間がドン氏の亡命を知ったのは、ここ数週間のことだといいます。DIAは最近まで、ドン氏の存在を隠していたとのことです。
ドン氏情報で多数の中国人渡航者が調査対象に
ドン氏の情報提供により、パンデミック初期に米国に渡った中国人数百人が調査されているといいます。この対象者達は、なぜか渡航計画を変更していたようです。
これはワシントン・フリービーコンが入手した、政府の内部文書によって明らかになったと伝えられています。
つまりこの中国人(主に学生)らは、パンデミックによる渡航制限を避けるため、予定よりも早く米国に戻ったというのです。なぜパンデミックによる渡航制限が起こると知っていたのか。
この者達がスパイかどうかはまだ不明としながらも、パンデミックに対する米国政府の対応や、米国内の経済的な損害、貿易への影響、市民の反応・不安などについて報告させるよう指示を受けていたと書いています。
ドン氏情報――ハンター・バイデンの中国取引のリークも?
さらにドン氏が米国に提供した情報は、以下のようなものだといいます。
- 現在「SARS-CoV-2」として知られているウイルスの初期の病原性研究
- COVID-19による米国および世界への拡散と被害の予測モデル
- SARS-CoV-2の研究やその他の生物兵器の研究に資金を提供した組織や政府の詳細な財務記録
- 中国に情報を提供している米国民の氏名
- 米国で働いているか、または米国の大学に通っている中国のスパイの氏名
- 中国政府から金銭を受け取った米国のビジネスマンや公務員の財務記録
- 米国政府高官が、中国のスパイやロシアのSVRメンバーと(たぶん知らずに)会っていた詳細
- 中国政府がどのようにCIAの通信システムにアクセスし、CIAと協力していた数十人の中国人を死に至らしめたか
さらにドン氏は、DIAにハンター・バイデンのノートPCのハードディスクのコピーを提供し、不適切画像問題やハンターと中国企業とのビジネス取引に関する中国政府の情報を与えた、と書いています。
ドン氏のホロスコープに違和感なし?
ドン氏の亡命、また米国側に情報をリークしたかの真偽については、続報を待つしかありません。
ただ占星術家としてドン・ジンウェイ氏のホロスコープを見た印象としては、ドン氏がそのような行動に出るかについて違和感は全くありません。あくまで私の個人的なホロスコープの考察ですが。
そもそも現在の流れとして、リークが多くなると常々書いてきましたし、ドン氏の件が事実だとしたら、その表れだと思います。
しかし一方で、ドン氏の身の安全には気をつけてもらいたいとも思います。
また何かありましたら取り上げたいと思います。ではこの辺で失礼します。
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