裁判所「FDAは文書をひと月毎55,000ページ開示せよ」
FDA(米食品医薬局)がファイザー社のワクチンの承認書類を公開するよう請求されていた裁判で、裁判所はひと月あたり55,000ページ開示するよう命令しました。
I am pleased to report a federal judge rejected the FDA's request to produce the Pfizer Covid vaccine data at 500 pages per month and instead ordered a rate of 55,000 pages per month! Everyone should read the Judge's excellent 3-page decision available at https://t.co/ziqCs9fA9J
— Aaron Siri (@AaronSiriSG) January 6, 2022
これは医師や科学者のグループ「PHMPT」がFDAに公開請求していたものの、FDAはその要求を満たさなかったとして提訴していたものです。
以前FDAは、人手不足のため文書の黒塗り編集などに時間がかかり、ひと月あたり500ページが限度だとして、全部公開するまでに「55年かかる」と回答していました。さらにその後、75年に増やしました。
画期的な判断
実際にFDAがファイザー社のワクチンを承認するのにかかった日数はわずか108日であり、その書類を公開するだけの事に50年以上かかるとしていたのは、明らかに不釣り合いなものです。
PHMPTが要求していた期限は4ヶ月であり、そのためにはひと月あたり8万ページを公開しなければなりませんでした。今回の裁判所命令はそれには及ばなかったものの、5万5,000ページというだいぶ近い数字になったのは裁判所の画期的な判断と言えます。
それによると、FDAは2022年1月31日までに12,000ページ以上を作成し、残りの文書を30日ごとに55,000ページの割合で提出するものとし、最初の提出期限は2022年3月1日もしくはそれ以前とする、とされています。
この情報公開請求は極めて公共性が高い
決定するにあたり、裁判所は「情報公開法の基本的な目的は、民主主義社会が機能するために不可欠な情報を持った市民を確保することである」と説明しました。
また情報公開法(FOIA)は「行政の秘密のベールを突き破り、機関の行動を公衆の監視の光に晒す」ために制定されたとしています。
そして「当局による回答の過剰な遅延は、しばしば拒否に等しい」として「この情報公開請求は極めて公共性の高いものである」と結論づけました。
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