プーチン大統領が和平交渉に応じると言っているのに、さらに戦争を続けようとする欧米

波紋を投げかけたプーチンのインタビュー

タッカー・カールソン氏によるロシアのウラジミール・プーチン大統領のインタビューは、すでに2億回再生が目前です。

このインタビューはその内容だけでなく、いろいろな意味で波紋を投げかけた。

これまで欧米諸国は、ロシアこそ「全面的な悪者」であるとレッテルを貼ってきたし、主流メディアはそのプロパガンダを喧伝してきた。つまり片方の意見しか報じなかった。

それによってほとんどの人はそれを信じた。もちろん日本人もしかりであり、ウクライナ頑張れー、ロシア最悪ー、プーチンは悪魔だー、と大合唱した。

しかしプーチン氏によれば、ロシアにはロシアなりの理由がありました。ロシアは侵略したわけではないといい、歴史的にウクライナはロシア領だったものが、NATOが取り込もうとしていると述べた。

そして「約束を反故にしたのは欧米の方だ」と主張し、アメリカは常に圧力をかけてきたと反論した。

もちろんこれはプーチン氏の主張であり、最終的には歴史が判断するでしょう。

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2024年2月10日

アメリカによるウクライナ工作

確かに2014年マイダン革命によってウクライナのヤヌコヴィッチ政権を倒したのは、CIAや当時アメリカの国家安全保障顧問だったジェイク・サリバンや、ビクトリア・ヌーランド国務次官補、ジェフリー・ハイアット在ウクライナ米大使などが画策したことが、リークされた電話録音データによって明らかになっています。

目的は反ロシア政権を作ることだったし、そして当時のバイデン副大統領はクーデター成功を喜んでいた。

ちなみにこのクーデターで失脚したのはヤヌコヴィッチ大統領だけではありません。政権のメンバーにはブリスマ社のオーナーのミコラ・ズロチェフスキー氏もいました。

ズロチェフスキー氏は地位を失ったことで、ウクライナの検察から汚職を追求されました。そこでブリスマ社が頼ったのがハンター・バイデンです。ブリスマはハンターを大金で取締役に雇った。

そして捜査を逃れるため、ハンターを介してなんとか父親に取り入ってもらうよう頼んだ。

バイデンファミリーの汚職の始まりです。ブリスマ社から大金をもらう代わりに、ジョー・バイデンはウクライナの検事長を解任させました。

全ての悪事はつながってくる。

『バイデン暗躍?』2014年リークされた音声データが、米国によるウクライナのクーデターを示唆

2022年3月8日

さらにいえば米国は、ウクライナ国内に危険なウィルス研究所を20カ所以上建設している。これはヌーランド氏(現在は国務副長官)が認めました。

このウィルス研究所にはハンター・バイデンの会社が投資しています。

何のためのウィルス研究所? しかも20カ所以上も?
まさかロシアに細菌兵器でもばら撒くつもりか?

ロシアが国連安保理で米国がウクライナで生物兵器開発をしていると主張、ハンター・バイデンの会社が投資していた

2022年3月12日

欧米が戦争を続けさせている

ともあれインタビューでプーチン大統領は、ウクライナとの和平交渉に応じる姿勢を強調しました。「我々は交渉する意思がある」と述べた。

そしてアメリカ政府に向けて「現在のウクライナの指導者に、命令を撤回して交渉のテーブルにつくように言うべきだ」とも言った。

すでに18ヶ月前にイスタンブールで合意していたものが、突然イギリスのボリス・ジョンソン元首相がそれを止めて戦争を続けさせたという。

またドイツのゲアハルト・シュレーダー元首相によると、ロシアとウクライナの和平交渉を妨害したのはアメリカ政府だと言っている。

ウクライナとロシアの和平交渉を妨害したのは米国だ――シュレーダー元ドイツ首相

2023年10月23日

どちらにしても、これを見る限り欧米が戦争を続けさせているのは間違いなさそうだと言えます。

彼らは自分たちが手を汚さず、その代わりに金と武器を提供してウクライナに犠牲を強いている。

いったい正義とは何なのか。

今後も戦争を止める気はない

プーチン大統領が交渉する意思を示したのに対し、バイデン政府高官はニューヨークタイムズに対して、「ゼレンスキー大統領にプーチン氏との交渉を迫る考えはない」と伝えています。

そして「最終的に、交渉の道筋を決めるのはウクライナだ」といい、ウクライナが和平交渉のテーブルに着くかどうかについて米政府が口を出すことはないとしました。

U.S. Rejects Putin’s Latest Call for Ukraine Negotiations /New York Times

またNATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「何十年も続くかもしれないロシアとの対立に備えなければならない」との考えを示しました。

ストルテンベルグ事務総長は「もしプーチンがウクライナで勝利すれば、ロシアの侵略が他の国々に広がらないという保証はない」と述べ、

「このような将来のシナリオを防ぐためには、同盟国はウクライナへの支援を強化し、加盟国はNATOの軍事インフラに投資しなければならない。われわれが自らの安全保障に投資し、結束し続ける限り、いかなる侵略も抑止し続けることができる。」

つまり欧米諸国に戦争を止める気はなさそうです。

それはなぜか、軍産複合体によって儲けようとしているのか。でもその金を出すのは国民の税金です。

主流メディアに対する下剋上

結局のところ、カールソン氏とプーチン大統領のインタビューは主流メディアに下剋上を叩きつけたと思います。

なぜならメディアを使わずとも、Xで2億回近い閲覧数を稼ぐことが出来るのを示したからです。これはメディアの終焉を示すかもしれない。

日本でも大本営テレビ局がどんどん見放されて、ネットに移行している。そして週刊誌にも。なぜならテレビ局は都合の悪いことは報じないからです。常にスポンサーや芸能事務所に気を遣い、国民の方に向いていない。

ともかく主流メディアは、少なくともプーチン氏にインタビューすることなど不可能だった。欧米の支配層のプロパガンダを広めることに必死な彼らが、その敵対者である人物にインタビューをすることなどとてもムリな話でした。

なぜなら化けの皮が剥がれてしまうから。

例えば、彼らは反ワクチンの科学者にインタビューができるのか。それを正確に伝えることができるのか。ムリだろう。ワクチンの真実を伝えることなど出来るわけがない。

主流メディアの落日

主流メディアは、タッカー・カールソン氏のことをFOXニュースから解雇された落ち目のジャーナリストだと小バカにした。しかし彼らに2億ビューを稼ぐ事などできない。

けっきょく主流メディアにできたことと言えば、このインタビューをフル無視するか、もしくはイチャモンをつけることしかなかった。

このインタビューを観た人の中には、親プーチンも反プーチンもいただろうし、どちらでもない人もいたでしょう。それは人それぞれの考えなのでどれが正解というのはない。

しかし人々は真実の報道を求めています。なぜロシアはウクライナと戦争をするのか、なぜ欧米は武器や金を提供し続けるのか、なぜこの戦争が長引くのか、なぜ誰も止めようとしないのか・・・

みんなが疑問に思っていた。しかし主流メディアは真実を伝えてこなかった。いついかなる時も「プーチンがー」「トランプがー」「イーロン・マスクがー」の一辺倒。彼らが支配層のやり方に刃向かっているからです。

しかし今回のカールソン氏のインタビューは、主流メディアにはできない事を世界中に晒してしまった。これは致命的です。

その証拠に、主流メディアのアクセス数はどんどん先細っている。↓


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