逃亡の危険がある
河井議員夫妻の保釈請求が却下されたように、海の向こうニューヨークでもギレーヌ・マックスウェル氏の保釈請求が却下された。複数のメディアが伝えている。
Ghislaine Maxwell was denied bail by a judge who called her a flight risk. The longtime associate of Jeffrey Epstein, who has been charged with helping him recruit, groom and ultimately sexually abuse girls as young as 14, was arrested this month. https://t.co/JvvNUBPbW1
— The New York Times (@nytimes) July 14, 2020
”ギレーヌ・マックスウェルは逃亡の危険があるとして、判事は保釈を却下した。”
リモート出席
未成年買春容疑で逮捕され、ニューヨークの勾留施設内で自殺したとされる富豪ジェフリー・エプスタイン氏と共謀し、未成年女性の調達や斡旋をした容疑で逮捕されたギレーヌ・マックスウェル氏の聴聞会が、現地7月14日にマンハッタンの裁判所で行われた。
この日マックスウェル氏は、メトロポリタン拘留センターからビデオストリーミングを介してリモート出席し、無罪を主張したとのこと。自殺しないように、紙でできた服を着ていたという。
マックスウェル氏側の主張
内容はどのメディアも伝えていることはだいたい同じなので、かいつまんで要約すると
- 全ての容疑に対して、無罪を主張。
- 500万ドルの保釈金を提示(姉妹2人が保証サインしているもの)し、イギリスの不動産(375万ドル以上)も担保にした。
- 全ての渡航書類を引き渡し、ニューヨークの高級ホテルに滞在しGPS監視される条件を提示。その中でアメリカ、フランス、イギリスのパスポート提出を申し出たが、イスラエルのパスポートについては言及されなかった。(彼女はイスラエル市民権を持っていたとの情報もある)
- また弁護側は拘置所内は新型コロナウィルス(COVID-19)の感染リスクが高いとも主張したが、これまでこの勾留施設での感染例は5件しかなく、また死亡者も出ていないとのこと。
保釈却下
これに対してアリソン・ネイサン連邦地方判事は、
- 彼女の国際的な人脈
- 膨大な資金力(全ての資産情報を提供してない)
検察側は逮捕場所となったニューハンプシャー州ブラッドフォードの隠れ家についても言及、購入の際にジェーン・マーシャルという偽名を使ったことも主張。
現地7月2日に逮捕のためにFBIが隠れ家に踏み込んだ時(これも7月2日か)、ドアを開けることを拒み、携帯電話をアルミホイルにくるんで隠していたことを告発している。また彼女の兄が、元イギリス軍人のセキュリティ会社と契約していたことも明かされた。
これに関して弁護士は「マスコミの追及から逃れるため」といい、また携帯電話は「ハッカーの侵入を防ぐため」と主張したが、これらは逆にマックスウェル氏に明らかに逃亡能力があることの証明だといい、エプスタイン氏逮捕以降、身を隠したという事実は無視できないとし、法的機関から逃れようとしていたと判断されたもよう。
裁判は来年
保釈申請が却下され、マックスウェル氏は涙を流したという。
裁判が来年2021年7月12日に設定されたため、マックスウェル氏はこのままメトロポリタン勾留センターに留まることになる。
もしすべての罪で有罪判決を受けた場合、最高35年の懲役刑になる可能性があるとのこと。
今度こそ、自殺とか何らかの理由で死亡など、絶対ないようにして真相を究明してもらいたいよね。エプスタイン氏の時は2回自殺を試みていて(自殺説は疑問の声も多い)、2回目に果たしているのだが。
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