球速163km/h・佐々木朗希投手登板せず大船渡校が県大会敗退に大ブーイング――怪我の懸念?

電凸にパトカー出動

夏の甲子園大会を目指して、岩手県大会を戦っていた県立大船渡高校に対して、大ブーイングが起こっているという。というのも決勝で、注目のエース佐々木朗希(ささきろうき)投手を投げさせずに敗退したからだ。

敗戦後、大船渡高校には「(佐々木投手を)何で出さなかった」という苦情の電話が鳴り止まず、中には学校凸するぞみたいな電話もあったため、パトカーが出動する騒ぎになったという。

まあ仮に凸したところで、結果は変えられないけど。ただ地元民にしてみれば、そういいたくなるのもムリはない。

最速163km/hの怪物

佐々木投手は、4月の合宿でアマチュア最速記録(現時点)の163km/hの速球をマークし、野球ファン大注目の選手である。この記録は、あの大谷翔平選手が花巻東高校時代に記録した160km/hを上回っており、プロ野球関係者はおろかアメリカのスカウトも注目している逸材だ。

その才能は中学時代から際立っていたそうで、大阪桐蔭や花巻東といった強豪校から入学オファーを受けていたようだが、仲間と一緒に甲子園に行きたい、とオファーを断って大船渡高校に進学している。

高校1年生の時の公式戦で早くもプロ並みの147km/hをマークし、2年生の秋季大会では157km/hを出して話題になった。しかし1・2年とも甲子園出場を果たせず、佐々木投手にとって3年生の今年が最後の甲子園出場のチャンスだった。

一度もマウンドに上がらず敗退

春のセンバツ大会の予選で佐々木投手は1試合しか登板しておらず、その分、この夏季大会への期待が否が応でも盛り上がっており、試合の日には朝早くから観客が集まるという異例の人気になっていた。

迎えた7月25日の決勝で花巻東高校と対戦したが、佐々木投手は先発せずベンチスタートだった。結局、出場機会もなく、チームは2―12という大差で破れ、甲子園出場の夢は破れた。

この大会、佐々木投手は4回戦の盛岡第四高校戦で延長12回194球を投げきり、完投勝利している。その3日後の準決勝でも129球を投げ完投した。

決勝で佐々木投手を投げさせなかった理由を、國保陽平監督は「故障を防ぐため」としている。なんでも以前に佐々木投手の骨密度を測定したところ、(160キロ超の)球速に耐えられる骨、筋肉、じん帯、関節でなかった事が判明したという。

そういえばここのところ、まだ成長期である高校球児が、甲子園大会の強行日程による「身体の酷使」が問題視されている。つまり國保監督は「無理をさせず選手を守った」のだが、これに対して地元民は怒りを隠せなかったようだ。

投げ過ぎ問題

近年、アメリカのメジャーリーグ(MLB)から広まった「肩や肘は消耗品」という概念が徐々に広がり、MLBの先発投手は1試合だいたい100球までしか投げない。この考え方はハイスクールなどにも及びつつあり、米国州立高校協会では、州ごとに登板回数・球数制限などの投球制限を設けているという。

 それを物語るのが、夏の甲子園で700球以上投げた投手のプロでの成績だ。以下に本検診が始まった1994年以降の選手たちを列挙する。

948球 斎藤佑樹(2006年・早実)15勝24敗 防御率4.33
882球 吉田輝星(2018年・金足農)?
820球 川口知哉(1997年・平安)0勝1敗 防御率3.75
814球 今井重太朗(2014年・三重)大学在学中
783球 島袋洋奨(2010年・興南)0勝0敗 防御率0.00
767球 松坂大輔(1998年・横浜)113勝63敗 防御率2.95
766球 吉永健太朗(2011年・日大三)プロ入りせず
742球 福岡真一郎(1994年・樟南)プロ入りせず
713球 古岡基紀(1998年・京都成章)プロ入りせず
708球 正田樹(1999年・桐生第一)25勝38敗 防御率4.70
※松坂大輔はMLBで56勝43敗 防御率4.55

【引用元】球数問題は高校どころか少年野球も。投げすぎは「将来性の先食い」に。/Number Web

このデータを見る限り、甲子園で700球以上投た投手が、プロに入ってからも大活躍したと言えるのは、松坂大輔投手くらいではないか?(吉田輝星投手・今井重太朗投手はまだこれからだが)

確かに甲子園に出るのと出ないのでは、選手バリューに大きな差が出るのかもしれないが、たとえ出なくても上原浩治投手のように、プロ入り後から一流になる選手もいる。(日米通算134勝・128セーブ・104ホールド・防御率2.94)

逆に甲子園で活躍しても、プロに入って目の出なかった選手は山ほどいるわけで、まあどちらが正解かはなんとも言えない。ただ私が言える事があるとすれば、アスリートのピーク曲線というのは、人によって違うということだ。

佐々木朗希投手のホロスコープ

そんなわけで佐々木投手のホロスコープを見たところ、ある意味で國保監督の判断は正しかったかもしれない可能性がある。

というのも、今このホロスコープだといつ怪我をしてもおかしくないような状態だからだ。(ハウスがわからないので断言はできないが)

まあ確かに地元の期待には添えなかったかもしれないが、今後の佐々木投手の選手生命を考えれば、もしかしたら賢明な判断だったかもしれない。

佐々木朗希投手

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2023年4月1日
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