バイデンの一般教書演説は「政治的」だと非難囂々――トランプを中傷し、最高裁を批判した

The White House, Public domain, via Wikimedia Commons

バイデン一般教書演説は「政治的だ」

トランプ氏が、E・ジーン・キャロル名誉毀損事件で9100万ドルを支払ったが、これは判事が控訴するには全額を支払う必要があると命令したから仕方がない。

さてバイデン大統領が3月7日に一般教書演説(State of the Union Address=SOTU)を行いました。1日経っていろいろな反応が出ていますが、中でも「政治的なものだ」との批判の声が多い。

そもそも米国大統領は、憲法によって毎年連邦議会への報告書として国家の現状について発表することが義務づけられており、一般教書演説はそのために行われてきたのですが、今回のバイデン大統領の演説はそれとは程遠いものだったようです。

ほぼ選挙演説であり、怒りにまかせて議会共和党に対して安っぽい攻撃や、最高裁判所に対する攻撃までが行われ、またいつもの”言い間違い”まで飛び出した。言い間違いなのかホントに認知機能が衰えてるのがわかりませんが。

バイデン擁護で知られる左派メディアCNNでさえ、「これほど政治的な演説は聞いたことがない」とフォローしきれなかった。

CNNの司会者ジョン・キング「これで36回目だが、これほど政治的なものは聞いたことがない。これほどのキャンペーン演説は聞いたことがない。」↓

ヤジで逮捕されたのは英雄の父親だった

いきなりこぼれ話ですが、一般教書演説中にバイデンにヤジを飛ばした人物が「演説を妨害した」として逮捕されました。

この人物=スティーブ・ニコウイ氏は、ゴールドスターを授与された故カリーム・ニコウイ海兵隊伍長の父親です。

カリーム・ニコウイ伍長は2021年8月26日に、アフガニスタンのハミド・カルザイ国際空港近くで起こったISIS自爆テロで亡くなった13名のうちの1人です。

つまりアメリカの英雄です。

演説でバイデンが「私が大統領に就任したときよりも、今日のアメリカの方が安全だ」と発言した後、父親は抗議し始めた。

父親は息子を忘れないでくれと叫んで逮捕された。「アビー・ゲートを忘れるな!米海兵隊13人を忘れるな!」・・・アビー・ゲートとはテロ爆破が起こった場所です。

ちなみに伍長の兄ダコタ・ハルバーソン氏も、ISISテロ一周年の数日前にカリフォルニアで自殺した。父親は2人の息子を亡くしているのです。バイデンの失敗したアフガニスタン撤退が原因で。

バイデン政権はアメリカをなんという独裁国家にしてしまったのか。「トランプは独裁主義者だ」などとよく言えるものです。自分の足下を見てからモノを言うべきでは。

一般教書演説におけるバイデンのウソ

バイデン大統領は今回の一般教書演説の中で、さまざまなテーマについて語りました。ウクライナ、イスラエル・ハマス戦争、経済、生殖に関する権利、処方箋薬の費用、国境警備など。

しかしそこにはウソが多く、ファクトチェックされてます。

ウソその1:賃金は上昇している

演説の中でバイデン大統領は、自身のリーダーシップの下「賃金は上がり続けている」と自慢しました。

しかし、バイデンの大統領在任期間全体では、インフレ調整後の賃金は下がり続けているようです。

労働統計局の月次統計によれば、バイデンの就任後3年間の平均週収は14.8%上昇した。しかし、インフレがその上昇分をすべて、そしてそれ以上を食いつぶしてしまった。「実質」週収は、バイデン就任以来、実際には3.1%減少しているという。

ウソその2:インフレ

バイデン大統領は、アメリカのインフレ率は「9%から3%に低下した」と述べた。

労働統計局によれば、1月の前年同月比インフレ率は3.1%で、2022年6月の9%から低下したという。しかし、バイデン就任時の1.4%よりはまだ高いのです。

またイタリアはインフレ率が米国より低く、デンマーク(0.7%)、リトアニア(1.2%)、ベルギー(1.4%)なども12月時点では低いようです。

ウソその3:雇用

バイデン大統領は自身が就任してから「たった3年間で1500万人の新規雇用を創出した。これは記録的なことだ。」と自慢した。

たしかに労働統計局のデータによればバイデン就任以来、アメリカは1,480万人(1,500万人ではない)の雇用を増やしたという。

しかし人口と雇用の増加を考慮しておらず、他の大統領はもっと大きな割合で増加しているというのです。

ジョー・バイデン政権:10.3%増
ジミー・カーター政権:12.5%増
リンドン・ジョンソン政権:12.1%増
ビル・クリントン政権:20.9%増

つまり記録的ではない。

ウソその4:犯罪

バイデン大統領は「昨年、殺人率は史上最も急激な減少を示した。凶悪犯罪は過去50年以上で最低のレベルにまで落ち込んだ」と述べた。

確かに2023年の殺人件数は2022年より10%少なく、加重暴行事件は2022年より3%減少し、11の報告都市で銃による暴行事件は7%減少したという。

しかしいずれのケースでも、殺人と暴力犯罪の発生率は、COVID-19パンデミック発生前の2019年よりも高くなっているようです。

FactChecking Biden’s State of the Union /FactCheck.org

トランプへの中傷

バイデン大統領は、演説で取り上げられたほぼすべての主要な問題に関して、前任者であり今回の選挙の対立候補であるドナルド・トランプ前大統領を攻撃した。

その言い回しは「私の前任者」という言い方でした。

まずウクライナ問題でトランプ氏を批判し、NATO分担金を支払わない加盟国に「ロシアが侵攻してもかまわない」と述べたことを引き合いに出しました。

「私の前任者である共和党の元大統領は、プーチンに”好きなようにやれ”と言った。アメリカの元大統領が、ロシアの指導者に頭を下げて、実際にそう言ったのだ。言語道断だ。危険だ。容認できない。」

いや頭なんか下げてないでしょう。分担金を払わない加盟国に忠告しただけだと思いますが。

さらに移民問題でトランプ氏を標的にし、「私は移民を悪者にするつもりはない。家族を引き離すことはしない」と述べた。

そして適切な入国審査を行えないイスラム教徒の多い国からの渡航を禁止したトランプ大統領を叱責した。(バイデン大統領は就任初日にその大統領令を廃止している)

国境問題

バイデン大統領は、国境警備法案を阻止した共和党を非難しました。ちなみにこれって1日あたり5,000人までは入国を認めるというユルユルな法案でした。

「11月、私のチームは超党派の上院議員たちと真剣な交渉を開始した。その結果、超党派でこの国でこれまで見たこともないような厳しい国境警備改革を盛り込んだ法案ができた」

しかしこの法案は共和党によって阻止されたと文句を言った。「厳しい」って、1日あたり5,000人の不法移民が入国すれば1ヶ月で15万人になりますけど。

ちなみにこの移民問題について述べている時、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員が「彼女の名前を言え」と叫んだ。

この「彼女」というのは2月22日に殺害されたレイケン・ライリー氏の事です。ライリーさんは22歳のオーガスタ大学の看護学生でしたが、この日の朝にランニングに出かけてから行方不明になっていた。

午後1時過ぎに警察がジョージア州の雑木林でライリーさんの遺体を発見しました。

ライリーさんはベネズエラ人ホセ・アントニオ・イバラ(26)によって殺害された。イバラは2022年9月にテキサス州の国境を越えた不法移民です。さらにイバラは「トレン・デ・アラグアギャング」というギャング集団に所属していたという。

こういうのがノーチェックで入国するわけです。今のバイデン政権は。

母親は激怒

ライリーさんの両親は、マイク・コリンズ下院議員(共和党)から一般教書演説に招待されていたようですが、悲嘆に暮れていたため辞退したという。

上に書いたようにグリーン議員から「彼女の名前を言え」と言われたバイデン大統領ですが、なんと名前を間違えた。

グリーン議員はレイケン・ライリーさんの名前が書かれたピンバッジを渡し、彼女の名前を言うように促したが、バイデン大統領は「リンカーン・ライリー」と言った。

いや死者に対して失礼だし、遺族に対しても失礼。バイデン自身が入国させた不法移民に娘を殺された遺族の気持ちはどうなのか。

ライリーさんの母親アリーソン・フィリップス氏は、娘の名前を読み間違えたバイデン大統領をSNSで非難しているという。

「バイデンは私の子供の名前すら知らない!彼女の名前を言うのであれば、せめて正しい名前を言ってほしい!」

最高裁判事を非難

またバイデン大統領は、最高裁の判事達に面と向かって非難した。

一般教書演説には、最高裁の9人の判事のうち6人(うち3人は保守派)が出席していました。ジョン・ロバーツ最高裁長官、ソニア・ソトマイヨール判事、エレナ・ケイガン判事、ニール・ゴーサッチ判事、ブレット・カバノー判事の6人。

最高裁は2022年に、中絶の権利に関する「ロー対ウェイド」裁判の1973年の判決を覆した。

バイデンは「お言葉ですが、判事たち、女性には選挙権や政治力がないわけではありません」といい、「女性有権者からの反発はすぐに感じられるだろう」と述べた。

そして11月の選挙で民主党が勝利すれば、ロー対ウェイド裁判の復活を推進すると約束した。

「もしアメリカ国民が、選ぶ権利を支持する議会を私に送ってくれるなら、私はロー対ウェイド裁判を再び国の法律として復活させると約束する」

ただこの件は以前書いてますが、最高裁は中絶を禁止したわけではなく「各州に任せる」としただけです。州によって土地柄や宗教的な価値観がさまざまあることを考慮した判断をした。

それを民主党は「最高裁が中絶を禁止したー」とウソを振りまいて騒いだ。女性の支持を狙ってのものです。

非アメリカ的だ

タッカー・カールソン氏はバイデン一般教書演説について、「アメリカ大統領が行った演説の中で、最も暗く、最も非アメリカ的なものだった。」と述べた。

実際、あれは演説ではなかった。同胞であるアメリカ人に対する良識や寛大さをまったく欠いた暴言だった。

国家の偉大さの真の尺度は、国境を管理する能力にあるが、バイデンはそれを拒否している。

公正な選挙では、ジョー・バイデンは勝てない。

ここに住む人々にとって実際に重要なことについては、期間中、意味のある言葉はなかった。

マイク・ジョンソン下院議長はFOXニュースの番組で、「こんなことをあと4年も続けるわけにはいかない。私たちは共和国を失うことになる」と述べた。

ジョンソン下院議長はバイデンの一般教書演説を「最後まで聴くのは難しい」といい、「超党派的なスピーチであり、その場にいた誰もが事実ではないことを知っている情報ばかりだった」とコキ下ろした。

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